たくあんとバツの日常閻魔帳
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『たくあんとバツの日常閻魔帳』（たくあんとバツのにちじょうえんまちょう）は、井谷賢太郎による日本の漫画作品。
概要[編集]
『少年ジャンプNEXT!!』2015年VOL.1に掲載。『週刊少年ジャンプ』2015年48号で読み切り掲載。その後、2016年24号から第44号まで連載されている。サブタイトルは第1頁（ページ）、第2頁というように数える。
登場人物[編集]
主要人物[編集]
- 九十九 多九郎（つくも たくろう）
- 本作の主人公。三途北高校1年3組。全校集会で話しかけてきた翔太に思わず大声で「いつものたくあんなんだよ」と言ったことから、「たくあん」というあだ名で呼ばれるようになってしまう。美会員と飼育委員を掛け持ちしている。
- 二年前に母親を殺害された復讐心から、鬼ノ怪にとり憑かれる。日常のありがたさを重視しており、日常を守ろうとする気持ちは強い。蛙男の事件で鬼ノ怪にとり憑かれていることを知った妭が、保護観察処分として獄卒としている。
- 股間のものは大きいらしい。休みの日は一日四回は風呂に入る。一度見たものは忘れずに脳内で再生できる。
- 妭（ばつ）
- 本作のヒロイン。閻魔大王の一人娘。閻魔大王が殺害されて地獄の秩序が崩壊したため、秩序を正すために現世にやってくる。「シシシシ」と笑う。
- 何でも均等にこだわっており、均等にならないとイライラする。罪には罰、功には褒美を信条としている。
- 銀行強盗の後に多九郎の提案で三途北高校1年3組に転入している。
地獄[編集]
- 類（るい）
- 妭と一緒に現世にやって来た八咫烏。
- 麻狛（まこ）
- 閻魔大王の飼い犬。閻魔大王を殺したのが人間だったことから、人類全体を憎んでいた。しかし、銀行強盗の一件で自分の過ちを認める。その後、多九郎の家の壁を壊した修理代を払うために同じバイト先で働くことになる。
- 牛頭（ごず）
- 多九郎の料理が気にいって求婚する。
- 馬頭（めず）
- 牛頭のパートナーで弟。
鬼ノ怪[編集]
- 蛙男（かえるおとこ） / 笹嶋 寿明（ささじま としあき）
- 刑事。刑事として働くうちに殺人に魅了されて、蛙に出会ったことで殺人を繰り返すようになる。相手をドロドロにして殺害しており、妭が蛙男の正体を探していたときには鬼頭を犯人と間違えるように仕組もうとしていた。多九郎によって見抜かれて、妭によって被害者と同じドロドロになる方法で地獄に送られた。
- パンツ泥棒
- 公務員のおじさん。鬼ノ怪にとり憑かれて校内の女子のパンツを盗んでいた。
- 市村 源蔵（いちむら げんぞう）
- 真暗坂の上にある屋敷で子供たちを食べていた。
三途北高校[編集]
- 天王寺 翔太（てんのうじ しょうた）
- 多九郎のクラスメイトで友人。
- 綺芽（あやめ）
- 多九郎のクラスの委員長。潔癖症。
現世[編集]
- 百舌野 創平（もずや そうへい）
- 多九郎の母親や閻魔大王を殺害した。
- 多九郎の母親
- 二年前に殺害された。生前は刑事をしており、誰かの日常を守れる人間になりなさいと言い残している。
- 国枝（くにえだ）
- 蛙男に襲われた女警察。すんでのところで多九郎たちに助けられた。
- 鬼頭（きとう）
- 強面の刑事。蛙男が犯人に仕立て上げようとした。
- 幸太（こうた）
- 多九郎たちのところに真暗坂の屋敷で友人の亮二がいなくなったと相談する。大人ぶって話そうとする。
- 亮二（りょうじ）
- 幸太の友人。
用語一覧[編集]
- 鬼ノ怪（もののけ）
- 悪鬼・妖怪・獄卒といった地獄の住人たちの総称。閻魔大王が殺害されたことで現世に侵入して、人の悪意にとり憑き手を貸すものが現れる。とり憑かれた人間は化け物に変身してその能力を使う犯罪者になる。
- 三途北高校（みときたこうこう）
- 多九郎たちの通う高校。
単行本[編集]
ジャンプ・コミックス（集英社）より発行。全3巻。
| タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 一「日常」 | 2016年9月7日（2016年9月2日発売） | ISBN 978-4-08-880856-7 |
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| 二「潔癖」 | 2016年11月9日（2016年11月4日発売） | ISBN 978-4-08-880865-9 |
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| 三「判血」 | 2016年12月31日（2016年12月31日発売） | ISBN 978-4-08-880866-6 |
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