ぜのん様である!

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ぜのん様である!』(ぜのんさまである!)は、おかゆまさきによる日本ライトノベル作品。イラストはよう太

概要[編集]

2011年3月10日に電撃文庫より刊行された。

ストーリー[編集]

苑葉征成は女の子にモテたい男子高校生。幼馴染の新菜月子に女の子と仲良くなりたいと相談する。そんなとき、臣民を集めているという魔王王女ゼノン=カタストロベリーと出会う。女の子にモテると聞いてユキナリはゼノンの臣民となるのだった。

登場キャラクター[編集]

主要キャラクター[編集]

苑葉 征成(ソノバ ユキナリ)
種族 人間 / 年齢 16歳。高校一年生。
身長 百七十センチ / 体重 五十五キロ。やせ形。
瞳 日本人的標準黒。メガネ装備。頑丈さ重視のかくかくしたフレームメガネ。
髪型 長め。 / 髪の色 黒 / 肌の色 ノーマル日本人。普通の主人公の肌色。
胸 普通。 / 腰 普通。 / 尻 男子にここいらの項目は必要ないんじゃないか。
特徴 とにかく女の子にもてたいの一念で、色々なコトがわからなくなってしまっている上に、新しく入った高校でのスタートでも躓き、最近すごいあたふたしている。
本作の主人公。眼鏡をかけている男子。北西(ほくせい)高校に通っている。女の子と仲良くなりたがっている。
進学した高校に同級生が誰も来ておらずに高校生活早々につまづく。女の子と仲良くしゃべりたいユキナリは、大宮駅で待ち合わせした月子に女の子に仲良くなりたいと相談する。そして、真生浦イノリという女の子を紹介してくれることになり、待っていると真生浦イノリと名乗る女の子ゼノンが現れる。真生浦イノリと名乗る女の子はどう考えても怪しかったが、美少女というということで騙されていないと言いきかして家に案内する。そこで、ゼノンに後ろから苺マークの焼き印をつけられそうになるも脇をくすぐって反撃。家にあげるのを辞めて城址公園に一緒に行くことにした。そこで、ゼノンと滅茶苦茶な運命の出逢いをするための練習をすることになる。そこで、自転車に二人乗りをして倒れて血を出したユキナリを見てゼノンは気絶してしまう。そこにやってきた月子によって、ゼノンがイノリでないことを知る。そして、とりあえず月子と一緒にゼノンを自室に運ぶのだった。
ゼノンに自室で話を聞いたユキナリは女の子にモテると聞いてゼノンの臣民になることを決意。パンタグリュエルで契約を交わした。だが、女の子を召喚しようとしたゼノンが失敗して「ヒルコスライム」を召喚してしまって魔導書に引きずり込まれていってしまうのだった。
大宮駅の通りですぐにポケットティッシュを集めていたゼノンと再会する。そして、空腹で倒れたゼノンを家まで運ぶ。そして、風呂にゼノンと月子に入っている間にゼノンのお側役でサキュバスのユズリハが家を訪ねてきている。
ゼノン=カタストロベリー
種族 魔王 / 年齢 外見年齢は小学校6年生女子程度。
身長 百四十〜百五十センチ。 / 体重 軽い。全体的に肉薄。 / 瞳 若葉の緑。
髪型 大ボリュームツインテール。少しだけ威厳がある。
ツノ ティアラのように六つ、赤い苺型のツノが頭頂部に並んでいる。
髪の色 ハニーゴールド+クリームピンク。 / 肌の色 白に近い。
胸 つるん。 / 腰 ぺたん。 / 尻 ちょこん。手足の長い洋ロリ体型。
特徴 リコーダー型のファンシーな焼き印がぶっささった赤いランドセル型背負いカバンに魔導書『パンタグリュエル』が入っている。周囲に魔王であることを求められ、自分でもそれを望み、エリート魔王街道を進むかに思われた魔王少女。
魔王ゼノン。くすぐられるのに弱い。魔界ランドの動植物には毒となる苺の匂いを発する。辛いものが苦手。
真生浦イノリと名乗って、ユキナリに近づく。ユキナリを臣民とするべく、玄関に案内された時にリコーダーの先端に付いている苺マークの焼き印をつけようと襲いかかるも、脇をくすぐられて失敗。城址(じょうし)公園に行くことになり、そこでユキナリが女の子と出会えるように特訓をすることになるが、滅茶苦茶な内容をこなすことになってしまう。自転車で二人乗りをすることになって、転んだ時に血を流しているユキナリを見て気絶。そこで、ユキナリと月子によってユキナリの自室に運ばれるのだった。
部屋に運ばれたゼノンは自分が真生浦イノリではなく、ゼノン=カタストロベリーという魔王だとユキナリと月子に話す。そして、魔王として大帝国を建設するために臣民を集めているが、一人も集められずにこのままではクビになってしまうと話す。一人目の臣民になってくれればきっと女の子にもてもてになると言ってユキナリに臣民になってもらうのだった。パンタグリュエルで臣民になってもらう契約をして、願いを叶えようと可愛い女の子を召喚しようと試みると「ヒルコスライム」を召喚してしまって魔導書に引きずり込まれてしまうのだった。
大宮駅の前でポケットティッシュを集めていたところでユキナリと再会する。そこで空腹で倒れてユキナリの家に運ばれる。しかし、苦手な辛いものを食べてしまってお風呂に入ることにする。そこにお側役のユズリハも訪ねてきて喜ぶのだった。その後、再び召還に失敗して巨大なイカに魔導書の中へと引きずり込まれてしまっている。そして、翌日に何とかベッドの中に戻ってきている。
新菜 月子(にいな つきこ)
種族 人間 / 年齢 15歳。高校一年生。
身長 百六十くらい。 / 体重 体重的にはやせ形に近い普通。 / 瞳 栗茶。
髪型 猫っ毛。セミロング。 / 髪の色 瞳と同系統。 / 肌の色 少し肉感的な、日本人の肌色。
胸 標準以上。まんまるな感じ。 / 腰 ほどよくくびれている。モデル体型と言える。 / 尻 ほどよくまるい。ぎりぎり安産型。
特徴 ユキナリとは異なるお嬢様学校に通っている。行動力があるが、基本的にバカなので厄災とトラブルを周囲にまんべんなく振りまいていく元気いっぱいの女子高生。
ユキナリの幼馴染の少女。お嬢様校の銀天馬(ぎんてんま)高校に通っている。ユキナリに好意を抱いている、告白しても、ユキナリが別のことに注意を向けていて聞いていなかったりして失敗している。
ユキナリに女の子と仲良くなりたいと相談されて、異性になれる練習のためにイノリを紹介しようとする。そこで、駅前にイノリを連れて言ったところユキナリがいなくなっており、イノリに帰ってもらう。そして、ユキナリを探していたらイノリを名乗っていたという気絶した女の子と一緒にいるのを見つける。そして、ユキナリの自室にゼノンも連れて一緒に行くことにした。そこで、ゼノンに自分の正体や臣民を集めていることを聞くのだった。
大宮駅でユキナリと食事をしていたところでポケットティッシュを集めていたゼノンを再会する。そこで、ユキナリの家に一緒に行って風呂に入ったりする。
北西高校にやってきたときにユキナリを庇ってジムノペディの攻撃が当たって奴隷になってしまう。しかし、ジムノペディが魔導書に引きずり込まれたことで解放される。
ユズリハ
カタストロベリー家に仕えるメイドでゼノンのお側役。サキュバス。クールな性格で、羞恥心はあまりない。サキュバスは肌の二分の一を外部に露出していないと生きていけないということで、普段は後ろは紐で結んだだけでお尻も丸出しとなっているメイド服を着ている。全裸になって透明になることができ、特殊なメガネをかけてみないと姿が見えなくなる。
ゼノンがユキナリを臣民としたことで家にやってくる。ユキナリとゼノンの監視魔(ウォッチャー)を務める。
ジムノペディ=シトラスター
ゼノンと同じく魔界ランドの魔王。一人称は「ボク」。頭頂部にはチョコレートクリームのようなものがある。シトラスター家に代々伝わる魔王装束を着ており、女の子物の下着をつけているなど外見は女の子っぽいが男。
ユキナリの部屋に突然現れてゼノンにキスしようとする。奴隷を増やしてレベルを上げており、北西高校にやってきてユキナリのクラスメイトも奴隷にする。北西高校にやってきていた新菜のことも奴隷にする。そして、ゼノンを従わせようとするが、ユキナリによって復活したゼノンによって召喚された触手によって魔導書に引きずり込まれてしまった。

その他[編集]

漆水(うるしみず)
ユキナリのクラスである一年一組の担任教師。
田中(たなか)
ユキナリのクラスメイト。小柄な男子生徒。ジムノペディに奴隷にされる。
真生浦 イノリ(まみうら イノリ)
ユキナリが女の子に慣れるために月子が紹介しようとした相手。愛称「いのりん」。

用語一覧[編集]

万魔王殿(ミルフィリウム)
人間ランドに降り立った魔王たちを統括している魔界ランドの元老機関。引退された魔王たちによって運営されており、ゼノンに魔王権限を与えている。
パンタグリュエル
ゼノンが持ち歩いている魔導書。
ガルガンチェア
ジムノペディのフリントロック銃型の魔導書。

単行本[編集]

タイトル 初版発行日 ISBN その他 サブタイトル
ぜのん様である! 2011年3月10日(2011年3月10日発売) ISBN 978-4-04-870318-5
  • 第一話 臣民はユキナリである!
  • 第二話 サキュバスがメイドである!
  • 第三話 ゼノン様は魔王である!
  • エピローグ

外部リンク[編集]