さよなら (西野カナの曲)
さよならは、2013年10月23日に発売された西野カナの新曲・ヒット曲。NHK ドラマ10『ガラスの家』主題歌。作詞・作曲=佐伯ユウスケ〔SAEKI youthK(RzC)〕。西野カナの22枚目のシングル。オリジナルキーはDm(ニ短調)。表記法は、「さよなら/西野カナ」。
解説[編集]
「誰も悪くない」「嫌いになったわけじゃない」「今までありがとう」という君が残した最後の言葉は、これ単体だと、卒業式や引っ越し後のお別れといった自然消滅でもよくある光景であり、確かに卒業ソングの雰囲気も考えることができ、失われた恋人への哀れみが表現されていると思われる。ここのところは個人的なイメージによって主旨の設定が異なる場合もある。もちろん、さまざまな解釈が可能であるかもしれない。卒業後や、恋人が地元を離れて上京して引っ越してった場合、突然の別れや疎遠とか、どうしようもない出来事も増える。
フレーズとしては、好きな気持ちだけでは乗り越えられない遠距離恋愛がテーマである。二人の間にある壁を乗り越えたくて、結局好きという気持ちであるけど、恋人と別れることに決めた切ないフレーズがコンセプトで、失恋の哀しさを蘇らす歌。歌の世界は、現実とは違い、思い通りにいかなくてもいつかまた逢える、偶然でも逢えるという意味とつながりがあり、これは遠距離恋愛でもよくある光景かもしれない。今まで一緒だった二人の関係にすれ違いが生じていて、同じ時間を共有し、だれかがどこか急いでいる気持ちに見えた。タイトルが「さよなら」である通り、別れという現実で、2人で今日からもうお別れだと話し合っている。寂しい気持ちで、恋人に逢えないことに憧れていて、失恋の悲しさを題材にした曲。
心情のむなしさで、二人の間にある気持ちが負けて、恋人を失ったために、会えなくなった大切な人といった、恋人とのお別れで心は失恋し、これからは離れて暮らしていこうというわけである。思いどおりにいかないかもしれないのは、君が残した最後の言葉であり、もう二度と逢うことができないことに憧れている雰囲気であり、連絡を取り合う権限も無いということになる。現実に存在しているものの、まして夢に出てきた人と偶然でも同じ場所で逢えるとは、滅多に無いと思われるため、もう決して逢えない場合がほとんど。恋人を失った世界を、彼はこの先の行き場が困難という、悲しさや後悔であるかもしれない。もうすでに失恋した心は過去との決別をする様子も考えられ、失恋した心を癒やすために、そのまま悲しみを乗り越えるべきである。お互い引っ越しもして連絡先も変わって共通の知り合いもいなくなるということになる。あえていうなら、中学3年の時に片思いしてて、中学卒業式の時に振り向いてもらえないまま勝手に帰っちゃってもう連絡も取るのをやめてしまうことになる。こうなると、旅行へ行っても、もうこれ以上新しい恋人を探すことさえできないと思っても、全部良い思い出で、大学でまた新しい出逢いを求める。
地元での活動を過ごした友達の時間も描かれている。二人とも同じ道を通り、見ている未来は別の道で、見ている未来が違っていた。過去に縋ってみても、今はもう戻ってこない恋人との思い出を示している。いつか二人の夢が叶うかもしれない思い描く未来の違いを理由に別れを経験した女性の、切なくもどかしい国境を描いた失恋ソング、会えないラブソングに仕上がっている。哀愁漂う歌声と、涙脆い雰囲気といった切ない心情のメロディーである。
吹奏楽編曲版は、実音のキーは、オリジナルキー(原調)のままである。
音域データ[編集]
1オクターブ半+全音。
※440Hz=A3とする。