かぶちゃん農園
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かぶちゃん農園株式会社(かぶちゃんのうえん)は食品の加工販売を行っている会社である。東京地方裁判所に2018年10月1日、破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。株式会社ケフィア事業振興会のグループ企業である。元代表取締役の鏑木武弥はケフィア事業振興会の元代表・鏑木秀弥の長男である。
概要[編集]
- 2004年(平成16年)5月17日、ケフィア・アグリ株式会社の社名で設立(東京都千代田区)。
- 2005年9月、本社を長野県飯田市川路に移転
- 2006年2月、農業生産法人の認可取得。
- 2006年12月、本社を現在地に移転。
- 2007年6月、「かぶちゃん農園」に社名変更。
- 2009年11月、「かぶちゃん食堂」開店。
- 2016年4月、愛知県名古屋市大須商店街、かぶちゃん実感ショップ1号店開店。
- 2016年10月、柿照姫センター(製造工場)完成 新商品「柿照姫」用工場。
- 2017年7月21日、中部国際空港 旅客ターミナルビルで販売した柿照姫(5個⼊)の一部にカビの発生が確認されたと報道された[1]。
- 2017年11月15日、代表取締役鏑木武弥がカナダ・ケベック州政府よりケベック勲章シュヴァリエ受章[2]。
- 2018年3月、経済産業省中小企業庁「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定。
- 2018年9月3日、ケフィア事業振興会東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けたとき、かぶちゃん農園は投資を募るなどの勧誘はしていないとし、事業継続意欲を見せた[3]。
- 2018年9月18日、10月20日付で、かぶちゃん農園はほぼ全社員を整理解雇する方針が伝えられた[4]。
- 2018年9月28日、飯田労働基準監督署より、かぶちゃん農園は労働基準法違反で行政指導を受けていることが判明した[5]。
- 2018年10月1日、東京地方裁判所に破産申請し、破産開始決定を受ける。
- 2019年2月14日、東京都中央区の自宅マンションで鏑木武弥元代表取締役が首をつって死亡していること判明した。現場の状況から警視庁は自殺とみている[6]。遺書の有無は不明である。
- 2019年2月15日、警視庁はかぶちゃん農園の長野県飯田市の事務所を出資法違反(預かり金の禁止)容疑で8:30から家宅捜索した[7]。
- 2019年2月16日、かぶちゃん農園の破産で地権者95人から賃借していた農地20haのうち9.6haで管理を担う農業者が賃借契約を結んで管理することになった[8]。
基本事項[編集]
- 名称:かぶちゃん農園株式会社
- 本社所在地:⻑野県飯⽥市川路7592-1
- 支社:東京都千代⽥区神⽥須⽥町2-25-16 ケフィア・ビル
- 代表者:破産管財人 内田実弁護士 (旧)鏑⽊武弥元代表取締役
- 業種:⾷料品製造業
- 株主:鏑⽊武弥(100%)
- 売上高:39億5922万円(2017年)
- 資本金:10,000万円(2017年4月1日現在)
- 従業員数:43名(2017年4月1日現在)
参考文献[編集]
- ↑ セントレアで販売 かぶちゃん農園 柿照姫一部にカビ
- ↑ 鏑木武弥氏に、ケベック勲章シュヴァリエ授与
- ↑ 「農園」は出資勧誘否定、事業継続に意欲Sankei Biz、2018年9月24日
- ↑ かぶちゃん農園が社員を解雇へ南信州新聞、2018年9月19日
- ↑ 労基署が「かぶちゃん農園」に行政指導
- ↑ ケフィア元代表の息子が自殺かSankei Biz
- ↑ ケフィアグループのかぶちゃん農園捜索朝日新聞、2019年2月15日
- ↑ 「かぶちゃん農園」関連の飯田の柿畑、9・5ヘクタールで担い手確保信濃毎日、2019年2月16日