えんとらんす!

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えんとらんす!』(enTRANS!)は、ポン貴花田による日本漫画作品

概要[編集]

チェンジH』 pink、blue、yellow、green、purple、red、white、orangeに掲載。『チェンジH』が休載してリニューアルされた『トランススイッチ』2013WINTER、2014SPRINGに掲載されて終了した。『ヤングキング』2010年第2号、第7号から第9号に掲載。『月刊ヤングキング』(現在の『月刊ヤングキングアワーズGH』)2011年12月号、2012年3月号、2012年6月号、2012年9月号、2012年12月号にも掲載されている。

ストーリー[編集]

根津たちに制服を隠されて代わりに渡された女の子の制服を着て服が捨てられたという学校の裏の林に向かった佐久間円。そこにあった祠にお願いしたら勘違いから女にされてしまうのだった。

登場人物[編集]

佐久間 円(さくま えん)
本作の主人公。高校一年生。小さいころから根津たちに男なのに女顔といじめられて、真姫に助けてもらっていた。そんな好きな真姫を守れる男になりたいと思っていたが、祠に「真姫ちゃんが僕のことを僕と同じ位に好きになってくれますように」とお願いしたら、円を女だと勘違いした神様が円に女の魅力が増す神通力をかけてしまって女になってしまう。それから、時々男に戻りつつも女の体で過ごさなければならなくなる。女の体になった円はグラマーな体型で、大きな胸を男子に凝視されている。元々男子高校生ということもあって、胸を見られることに対しても無防備。
真姫とは女の体でもキスをするような仲となり、周囲からはレズのように思われてしまっている。女体化してからは気持ち良くなると放電するようになってしまっている。青藍を倒した後に男根のような龍根(りゅうこん)の生えた真姫と交配したことで男に戻る。だが、真姫とエッチをすると再び真姫に龍根が生えて円が女の子になり、再びエッチをすると元に戻るというようなことを繰り返すこととなる。
単行本第3巻の「おまけマンガ〜もしかして未来」では、10年後の世界で真姫と一度離婚して二年後によりを戻すも根津との間にも子供を作って三人で暮らしている。
蛇神様 / 白銀(しろがね)
勘違いから円を女にしてしまった神様。弱っているため、小さい蛇のような格好をしている。円を男に戻すには元に戻すためには神通力が足りないため、完全に男に戻せるようになるまで円の傍にいることにする。
力を使えば人間の女性の姿にもなれる。
菊野 真姫(きくの まき)
円のクラスメイトの女子。水泳部所属。小さいころからいじめられていた円を助けていた。金髪ツインテールの女子。胸のサイズがBカップで女になった円より小さいため気にしている。
神様に「真姫ちゃんが僕のことを僕と同じ位に好きになってくれますように」とお願いしたと聞いて、円と想いを通じ合うようになる。女の体でも円とキスをするようになっている。
根津 ヒロシ(ねづ ヒロシ)
学校の不良グループのリーダーの男。小さいころから佐久間をいじめていたが、佐久間がもし女だったら彼女にしたいと思っていた。円が女の子になってからは変態度にみがきがかかり、円の貞操をことあるごとに狙っている。お金持ちの息子であり、たびたび金で円に近づこうとする。警察に不審者としてよく捕まっている。
根津 小夜子(ねづ さよこ)
根津の妹で円に告白してくる。好きな人がいると言われても睡眠薬で眠らせて拘束して強引にエッチしようとする兄と同レベルの変態。
向井 健太郎(むかい けんたろう)
1年の男子。代々強い剣士を輩出している向井家の長男で中学では三年間剣道部で全国優勝しており「剣道の王子様」と呼ばれる。学業もトップで品行方正。実は女装好きであり、円も同じ女装好きと勘違いして近づく。蛇神様のせいで円が女の子になったと知るも、円と遊びに行く約束をして仲良くなる。
単行本第3巻の「おまけマンガ〜もしかして未来」では、10年後も女装を続けている。
浅沼(あさぬま)
女子レスリング部の部長。男子レスリング部に真姫もろともエッチなことをさせられそうになったため、レスリング勝負をさせられて劣勢なのに諦めない円の姿を見て、代わりに男子レスリング部に勝負を挑む。負ければ女子レスリング部の廃部を受け入れるとしたが、男子レスリング部は卑怯にも複数で浅沼を相手にする。そして、服を脱がされてしまうも蛇神様の力を借りた円に助けられて、円のことを気にいるのだった。
円の母親
円が女になったことをあっさりと受け入れる。
菊野 雄二(きくの ゆうじ)
真姫のイトコで二つ年上の男子。真姫の許嫁であり、女の体となっている円が婚約を破棄させるために色香で惑わせようとする。しかし、円を気にいってホテルに連れ込んでエッチなことをしようとしたところで、真姫が乱入。女同士で付き合っている変態だと思って逃走するのだった。
ゆうじ
円のいとこの男。一年前に会社を辞めて部屋に引きこもっている。女の体の円と一緒にお風呂に入って欲情してしまうが、円が途中で男に戻ってしまう。そこで「就活して本物の女の子と付き合う」と決めるのだった。
青藍(あおあい) / 青山 蘭子(あおやま らんこ)
蛇神様と同じ土地から生まれたもう一人の蛇神。蛇神様の姉。蛇神様に岩に封印されていたが、根津を操って封印を解かせる。
円たちの学校に保健の先生「青山蘭子」として赴任。そして、蛇神様を殺すためにまず円を殺そうとする。しかし、蛇神様が気づいて真姫の力を借りて切られて死亡する。
白田(しろた)
円と修学旅行で同じ部屋になる男子。夜の間に円が女体化してしまい、男子から貞操を守るために奮闘する。
黒井(くろい)
円と修学旅行で同じ部屋になる男子。夜の間に円が女体化してしまい、男子から貞操を守るために奮闘する。
校長先生
円の通う学校の女の校長先生。40年前に股間に男性のものが一カ月間生えたことがあり、円が女になったこともあっさりと受け入れた。

単行本[編集]

TSコミックス少年画報社)より発売。

タイトル 初版発行日 ISBN 備考
えんとらんす! 1 2010年9月24日(2010年9月10日発売) ISBN 978-4-7859-3463-7
えんとらんす! 2 2012年8月22日(2012年8月8日発売) ISBN 978-4-7859-3894-9
えんとらんす! 3 2014年6月14日(2014年5月31日発売) ISBN 978-4-7859-5301-0

外部リンク[編集]