うちの猫の手は借りたくない

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うちの猫の手は借りたくない』(うちのねこのてはかりたくない)は、水無瀬さんごによる日本ライトノベル作品。イラストはひなた睦月

概要[編集]

2013年2月20日に一迅社文庫より刊行されたライトノベル作品。キャッチフレーズは「猫の恩返しドタバタコメディ!?」。

ストーリー[編集]

九十九良介は、帰り道に猫を拾って「宇宙牛乳」と書かれた牛乳を飲ませたところ、猫が人間の女の子になってしまう。良介はと名付けた女のこと一緒に暮らすことになる。

登場人物[編集]

九十九 良介(つくも りょうすけ)
本作の主人公。県立九十九高校二年D組の男子高校生。九十九神社に暮らしており、両親は神主とその嫁で他の神社の応援のために出張しているために一人暮らしをしている。
家には三匹の猫がいたが、捨て猫を見つけて四匹目の猫を拾う。そして、自動販売機に売っていた「宇宙牛乳」を買って家でその猫にあげたところ、その猫は女の子になってしまう。猫の名前は「凜」と名付けて、一緒に暮らすことになった。
幽霊を見やすい体質。時々、深夜アニメを見ている。
凛(りん)
良介が拾った猫。「宇宙牛乳」を飲んだところ、人間の女の子になってしまう。一人称は「わちき」。凛という名前は最初に涼介が「鈴(りん)」という名前をつけようとしたが、漢字が気に入らずに音だけもらってつけたもの。
スリーサイズは上から89・58・84らしい。巨乳で理香に嫉妬されたりする。人間になっても猫と会話することができる。テレビ好きで深夜アニメや野球番組をよく見ている。
お祭りの後に宇宙牛乳を飲んで一度は猫に戻ったが、涼子によって再び人間の姿になる。そして、良介のクラスに転入した。
榊野 理香(さかきの りか)
県立九十九高校に通う女子高校生。良介とは近所に住んでいる幼馴染でクラスメイト。両親が出張して一人暮らしをしている良介の世話を焼いている。
大の辛いもの好き。本人もそのことが変だとは思っていて、料理研究会に所属している。貧乳を気にしており、貧乳関連の話題だと黒いオーラを出す。
泉 涼子(いずみ りょうこ)
県立九十九高校3年生の女子高校生。オカルト研部長。模試で全国一位を取るなどしているが、変人で超常現象の研究をしている。理香の紹介で、良介たちが凜が猫から人間になった現象を相談する。
家はお金持ち。凛に興味を持って、資金援助などの協力をしてくれる。水着姿は良介が見惚れるほどでモデル体型と評されている。巨乳。
小野田 カリン(おのだ カリン)
料理研究会の会長。可愛いもの好き。
田辺 さゆり(たなべ さゆり)
良介たちのクラス担任。数学担当の女性教師。小心者。

用語一覧[編集]

宇宙牛乳
良介が凛を拾った近くにあった自動販売機に売っていた牛乳。これを飲んだことで凜が人間の女の子になった。しかし、本来はその場に自動販売機は置いていなかった。
九十九町(つくもちょう)
良介たちの暮らしている町。超常現象が起きやすい。

単行本[編集]

タイトル 初版発行日 ISBN その他
うちの猫の手は借りたくない 2013年3月1日(2013年2月20日発売) ISBN 978-4-7580-4400-4

外部リンク[編集]