いとやんごとなき
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概要[編集]
『週刊少年サンデー』2020年第24号から2021年第14号まで連載された。
ストーリー[編集]
出海あすかは、お金持ちの学園に転校する。そこには、学園の生徒からの尊敬を集めているが興奮すると股間が光る光暈寺麻呂という生徒がいた。その生徒に思わず「きもっ」とつぶやいてしまい、麻呂に呼び出される。麻呂に何故光ったのかと問われて、Mなのではと言ったことで、麻呂はあすかに一目置くようになってしまう。そして、あすかはローズや漆間泰斗といったメンバーともかかわることになり、学園の尊敬を集める五つ星の一人に嫌々ながらもなることになってしまうのだった。
登場人物[編集]
五つ星[編集]
- 光暈寺 麻呂(こううんじ まろ)
- 興奮すると股間が光るが、あすか以外はそのことに対して気にも留められずに「いとやんごとなきお方」と評価されている。家柄もよく、学園生徒の誕生日を全員把握してお祝いしたり、全国から陳情を募って人助けもしており、「光の貴公子」と呼ばれて学園中の尊敬を集めている。女性にののしられると興奮したりするM属性の持ち主。
- 性的知識に乏しく、MやSのこともあすかに聞くまで知らなかった。授業も毎回きちんと受けて復習や予習もかかさないが、学年テストではいつも平均点。
- 出海 あすか(いずみ あすか)
- 母親がお金持ちと再婚したことで雲上学園に転校してきた。庶民で本作の中では比較的常識人寄り。雲上学園であまり目立たないようにしようとしていたが、光暈寺麻呂と関わることになってしまって、五つ星に入ることになって、学園でも目立つ存在となってしまっている。学年テストでは普通の学校っぽい雰囲気でリラックスでき、オール満点となっている。
- あらゆる生物の中でイグアナだけは大の苦手。食事は大好きであり、雲上学園で出る豪華な食事は気に入っている。雲上学園の学年テストではオール満点をたたき出している。
- ローズ
- 五つ星の一人。「薔薇の姫」と呼ばれている。顔が好みという理由で麻呂のことが好き。美貌を保つためにやることが多いということで授業には出ていないが、学年テストでは全部90点以上となっている。
- 悪気はないものの周囲から「エロスの女神」と呼ばれて困惑しているあすかを助けて、エロスの女神の呼び名を撤回させる。そのこともあって、あすかとはよき友人となる。ただ、あすか自身は全く麻呂のことを意識してはいないが、ローズは麻呂のことをめぐるライバルとも思っている。
- 妖精の声を聞くことができ、あすかが心の中で念じたことも分かる。
- 漆間 泰斗(うるしま たいと)
- 五つ星の一人。五つ星の一人。「不眠の御子(ねむらずのみこ)」と呼ばれている。10歳にして不眠不休で世界の平和の活動をしている。
- 麻呂のことを尊敬しており、麻呂の誘いを断って五階のメンバーになるのを拒否したあすかを尾行。その際に泰斗がいないことで世界大戦にまでなろうとしていたのを見て、あすかは五つ星の一人となることを受け入れている。
- サイコキネシスやテレポートなどの超能力も使うことができる。だが、副作用である瞬間に突然寝てしまったりする。
- 御井 真清(みい)
- 「ご尊顔を拝してはいけないあのお方」とも呼ばれている。泰斗からは「みーくん」と呼ばれている。イケメンではあるが、自分の顔を見た女の子はメスゴリラになってしまうため、普段は外に出ないように言われている。麻呂と同じ日に同じ病院で生まれ、生まれてすぐに看護師をもゴリラ化させてしまっている。
- 御井の顔を見てもゴリラにならない女性は母親をのぞけば、あすかとローズのみ。そのため、あすかのことを運命の相手と認識して好きになる。
- 外に出ないように言われているが、たびたび脱走して外に出て、女性をゴリラ化させて騒動を起こしている。
その他[編集]
- 桃尻 ちぶさ(ももじり ちぶさ)
- 雲上学園の生徒会長。
- 冷泉 誠(れいぜい まこと)
- 文化祭実行委員長。男性のように美しくも見えるためにあすかは最初は勘違いしていたが、女性。下ネタが嫌いであり、麻呂の光股間を苦手にしている数少ない人物。父が再婚して新しい母親が金持ちだったことから普通の公立校から雲上学園に通うことになったので、あすかと似た境遇と親近感を持っている。
- 第88回黄金玉宝祭の文化祭実行委員長になったのは、金の玉に実行委員の名前が刻まれるという伝統をなくすために二つの金の玉を盗み出すためだった。あすかと協力して盗み出すそうとして失敗するが、麻呂の力で名を掘ったり文化祭の象徴にはしないことになり、安堵する。
- あすかと同じく真清のことを見てもゴリラにならない。
- りん
- あすかの前に通っていた中学校の友人。夏祭りにあすかと再会して麻呂たちにも会っている。
- はな
- あすかの前に通っていた中学校の友人。夏祭りにあすかと再会して麻呂たちにも会っている。
- ジョセフィーヌ
- あすかが夏祭りにとった金魚で真清に譲られた。麻呂の光を受けて巨大化する。
- 真清のことをご主人として真清をハーレムマスターにしようと尽力している。
- 伝説の殺し屋 カンフーマスター老師
- ローズの通うジムに現れた凄腕の老人。
用語一覧[編集]
- 私立雲上学園(しりつうんじょうがくえん)
- お金持ちの人が多く通っている私立校。
- 黄金玉宝祭(おうごんぎょくほうさい)
- 私立雲上学園の文化祭。かつて学園で彫られていた金で奉納された二つの宝玉にちなんで呼ばれている。
単行本[編集]
小学館〈少年サンデーコミックス〉より発売。
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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いとやんごとなき 1 | 2020年9月23日(2020年9月18日発売) | ISBN 978-4-09-850182-3 |
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いとやんごとなき 2 | 2020年11月23日(2020年11月18日発売) | ISBN 978-4-09-850275-2 |
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いとやんごとなき 3 | 2021年2月23日(2021年2月18日発売) | ISBN 978-4-09-850293-3 |
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いとやんごとなき 4 | 2021年5月23日(2021年5月18日発売) | ISBN 978-4-09-850526-5 |
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脚注[編集]