あいすべき憂鬱

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あいすべき憂鬱』(あいすべきゆううつ、ice beki yuutsu)は、宇田蟻子による日本漫画作品

概要[編集]

COMICリュエル』で2015年10月25日から連載が開始となり[1]、2016年10月28日に最終回が公開[2]。その後、pixivコミックニコニコ静画で公開。2017年1月20日に単行本が発売される。単行本の帯には雨隠ギドが応援メッセージとイラストを描いている[3]

タイトルはアイスとかけている。

ストーリー[編集]

雁屋侑生は無類のアイス好き。アイスにしか興味がないと思われていたが、アイス屋で出会ったマコに恋をする。だが、マコは雨宮誠という男子高校生だった。マコを好きな自分と誠に恋しているわけではない自分で悩む雁屋。そして、雁屋は誠のことを知って答えを出すのだった。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

雁屋 侑生(かりや ゆうせい)
本作の主人公。高校2年生の男子。副生徒会長。無類のアイス好きのため、「氷の男」と呼ばれる。生徒会に入ったのも、生徒会室の冷凍庫目当て。
アイスクリームチェーン店の「メリークリーム」でバイトをしているマコに一目ぼれする。だが、マコは実は男で雨宮誠という名前だと知る。マコにデートに誘われたりしたこともあり、色々と思い悩む。だが、誠は女装趣味があるわけでも男が好きなわけでもないと知る。マコが実は奈々原のことが好きであり、奈々原が雁屋のことを好きだと勘違いして近づけさせないための行動だった。雁屋は好きだったのはマコであり、祭りの日に奈々原が佐久間を好きだと知って泣いていたのは雨宮誠だったと自分の中で整理をつけて、忘れると決意。誠とパフェのヤケ食いをした。そして、誠とは友情の関係となった。
雨宮 誠(あまみや まこと) / マコ
一人称は「ボク」。高校1年2組。生物係り。金髪とピンクのリボンをつけて女装し、メリークリームで「マコ」という名前でバイトをしている。
女の子の格好で雁屋に近づく。そして、雁屋をデートに誘うなどしていた。誠自身に女装の趣味はなく、これらの行為は好きな奈々原に男が寄り付かないようにするためで、実際「メリークリーム」では男性の視線を自分に集めることに成功していた。奈々原が雁屋のことを好きだと勘違いして、自分に気をむけようとしていた。しかし、奈々原は佐久間のことが好きであり、お祭りで二人が仲良くしているのを見てすべて勘違いだと気づく。その後、アイスを雁屋と一緒にヤケ食いして想いを吹っ切って、雁屋とは友情を築く。メリークリームのバイトでもマコではなくて男の姿の誠としてバイトをするようになるが、相変わらずの人気。だが、必要に迫られて女の子の格好でバイトをすることもある。

生徒会[編集]

佐久間(さくま)
生徒会長。高校2年の男子。生徒会では常識人で、アイスのことに情熱を燃やす周囲へのツッコミ役。
すごい勢いでコンビニ巡りをしている雁屋に話しかけたことがきっかけで、生徒会室の冷凍庫目当てで雁屋に迫られるようになる。そして、半ば強引に雁屋が生徒会入りして、度を越したアイス好きがうざいと思いつつも、それなりに面白い奴だと思うようになる。
祭の日に奈々原とデートをして付き合うようになった。
奈々原 すず(ななはら すず)
生徒会役員の女子。眼鏡をかけている。
駅前の「メリークリーム」というアイス屋でバイトをしている。実は雁屋並みにアイスが好きだが、佐久間に憐みの目で見られたくないこともあって隠している。佐久間のことが好きであり、祭の日にデート。付き合うようになった。

その他[編集]

雨宮 黄緑(あまみや きみどり)
誠の姉。誠を女装させるのが好き。愛称は「キミちゃん」。職業はスタイリスト。
アイスクリームのチョコミントが好きで、チョコミントが苦手な雁屋と「メリークリーム」の店内で争う。
店長
「メリークリーム」の店長。眼鏡をかけた男性。アイスクリームの情熱を燃やす。

用語一覧[編集]

メリークリーム
有名なアイスクリームショップのチェーン店。

単行本[編集]

リュエル コミックス実業之日本社)より発行。

巻数 初版発行日 ISBN 備考 サブタイトル
あいすべき憂鬱 2017年2月2日(2017年1月20日発売) ISBN 978-4-408041431-7
  • 第1話 フレーバー・オブ・ラブ
  • 第2話 エベレストが溶けるまで
  • 第3話 転がるサンデー
  • 第4話 ボクたちのチョコミント戦争
  • 第5話 ニコイチ
  • 第6話 恋するしろくま
  • 第7話 バニラとミルク
  • 第8話 センチメンタル・パーラー
  • あとがき
  • おまけ!

脚注[編集]

外部リンク[編集]