バルタン星人

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バルタン星人とは、『ウルトラマン』に登場する宇宙人。

データ[編集]

  • 別名:宇宙忍者
  • 身長:ミクロ - 50メートル
  • 体重:0 - 1万5千トン
  • 出身地:バルタン星

概要[編集]

第2話「侵略者を撃て」に登場。

ウルトラ怪獣の中では圧倒的な知名度を持つ宇宙人。

発狂した科学者の核実験によって故郷のバルタン星を失い、その時たまたま宇宙旅行中だった20億3千万人の民が難を逃れて宇宙船で放浪していた異星人。

元は地球侵略のためではなく、宇宙船の修理のため、地球にやって来て科学センターにある修理用ダイオードを入手しようとした。しかし、地球が自らの生存に適す惑星だとわかり目的を変更し地球侵略を開始した。

『ウルトラQ』のセミ人間ことチルソニア遊星人にV字の角をつけたような顔を持ち、ザリガニのような艶消しシルバーの大きいハサミ状の両手を持つ[1]

両眼が発光し、笑い声は「フォッフォッフォッフォッフォッ」と不気味な笑い声が特徴的。その声は東宝製作1963年公開「マタンゴ」に登場するマタンゴの鳴き声を流用している。[2]

武器は両腕から出す赤色冷凍光線や白色破壊光線(白色破壊「光弾」とする資料もあり)[3]

分身能力、瞬間移動、飛行能力、脱皮による再生能力、憑依能力といった多彩な超能力を持つ。

弱点は火星にある物質のスペシウム。

バルタン星人二代目[編集]

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概要[編集]

第16話「科特隊宇宙へ」に登場。

R惑星という星に移住したバルタン星人の生き残り。

新たな能力としては分身。金星探査機を乗っ取った個体が2体に分裂。その片割れは地球で複数のミニバルタンに分裂。イデに数体を撃墜されても再び合体して元の片割れに戻れる。

武器はハサミから出す重力嵐。胸部に装備されている弱点のスペシウム光線を跳ね返すことも可能な開閉式のスペルゲン反射光、重力を操る能力や、八つ裂き光輪を防ぐ光波バリヤ。他にテレパシーなど。

バルタン星人三代目[編集]

概要[編集]

第33話「禁じられた言葉」に登場。

メフィラス星人の配下で外見は二代目と同じである。 昭和の「怪獣図鑑」では虚像である可能性を言及している。

バルタン[編集]

概要[編集]

5分ミニ番組「ウルトラファイト」に登場。実況解説からは「宇宙忍者」と呼ばれ、白色破壊光弾は「バルタン・ファイヤー」とされる。

口嘴が無く、ハサミも取り外せて人間の手で角材を掴める。帰マンのJr.に似た容姿でずんぐりむっくりの躰。

ウルトラセブンに首や胴体を切断されても、次回には何事も無かったかのように再生して出てくる。

「新規撮影編」登場怪獣(ゴドラ、イカルス、ゴーロンなど宇宙人ふくめ)の中で唯一、自身単体の力でを飛ぶシーンがある(旧作抜粋編のスペル星人は珍しい例外)。

バルタン星人Jr.[編集]

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データ[編集]

  • 身長:身長:ミクロ - 45メートル
  • 体重:0- 3万トン
  • CV:阪脩

概要[編集]

帰ってきたウルトラマン』第41話「バルタン星人Jrの復讐」に登場。

初代バルタン星人の息子で、地球にやってきたバルタン族としては四代目。

笑い声も「フハハハハハハ」という普通の高笑いになっている。

父の復讐のために地球に襲来し、建設中のビルを巨大ロボット怪獣であるビルガモに改造した。

武器はハサミから出すマイナス140度の冷凍弾、反重力光線、ミサイル弾。


バルタン星人(ザ☆ウルトラマン版)[編集]

データ[編集]

  • 身長:ミクロ - 90メートル
  • 体重:0 - 5万4,000トン
  • CV:寺島幹夫

概要[編集]

ザ☆ウルトラマン』第8話「ヒカリ隊員の秘密が盗まれた!?」に登場。

地球征服を企み、ジョーニアスことヒカリ隊員を抹殺するために地球にやって来た個体。

違いは赤い小さい目、大きなハサミである。

笑い声は等身大時は「フォッフォッフォッ」、巨大化時は「ホアーッ」。

武器としてはハサミから放つ人間の活動を止めたり、破壊することが可能なS電光、ハサミからの締め付け。

能力としては人間に変身、マッハ7もある速度で飛行。

バルタン星人五代目[編集]

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概要[編集]

ウルトラマン80』第37話「怖れていたバルタン星人の動物園作戦」に登場。

これまでの個体とは違い口吻が豚鼻のようになっている。

自ら優秀な種族と考えている宇宙人。

自分たちより劣る異星人、宇宙生物を、下等生物としてバルタン星の宇宙動物園に収容する活動を行った。

ウルトラマン80も下等動物としてバルタン星の動物園に入れようと企んだ。

六代目同様のトップクラスの戦闘能力を持ち、ハサミから出す火炎弾「バルタンファイヤー」、格闘、瞬間移動、透明化、宇宙船との連携攻撃を駆使する。

バルタン星人六代目[編集]

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概要[編集]

『ウルトラマン80』第45話「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」に登場。

外見は五代目と同じである。

昭和ウルトラマンシリーズで最後に登場した宇宙人である。

地球征服のために地球にやって来た限りなきチャレンジ魂の持ち主の宇宙人。

山野正也少年にフリスビーを使わせることでUFOの写真と思い込ませるように撮らせて彼の母に化けて子供たちに配るように指示。

人類同士を仲違いをさせて世界戦争にまでに発展しようと企んだ。

この個体は地球文化に詳しく「お釈迦様でもご存知あるめえ!」という町人言葉も饒舌に話す。

自分の顔にそっくりな小型UFOに乗っている。

高い戦闘能力であり、武器は80のサクシウム光線と同等の威力の光線「エクシードフラッシャー」、五代目も使った火炎弾「バルタンファイヤー」を放つ。

ハサミから白い光線状の袋を出すことが可能である。

パワードバルタン星人[編集]

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データ[編集]

  • 身長:ミクロ - 65メートル
  • 体重:0 - 2万3千トン

概要[編集]

ウルトラマンパワード』第1話「銀色の追跡者」、第13話「さらば!ウルトラマン」に登場。

これまでの個体の違いは体全体がメタリックな青色、長く鋭いハサミである。

この個体は多くの惑星の文明を滅ぼしてきた凶悪な宇宙人である。

背中にある巨大な羽を広げてマッハ27の飛行速度空を飛ぶ。

武器は嘴状の口から噴射する毒ガス、ハサミから出す赤い光球、反重力波。

サイコバルタン星人[編集]

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データ[編集]

  • 身長:ミクロ - 75メートル
  • 体重:0 - 2万6千トン

概要[編集]

『ウルトラマンパワード』第13話「さらば!ウルトラマン」に登場。

パワードバルタン星人のリーダー格。

これまでの個体とは違い頭脳が発達し、脳の一部が露出しており、ここから放つ精神波サイコウェーブで配下のパワードバルタン星人や怪獣を操っている。

バルタン星人ベーシカルバージョン[編集]

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データ[編集]

概要[編集]

映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』に登場。

地球にやって来たウルトラマンコスモスの最初の対戦相手であり、コスモスが地球に来るきっかけとを作った宇宙人である。


故郷のバルタン星を失っており、世界各国が発信する宇宙のコンタクトを地球からの招待と誤解したことでチャイルドバルタン達の未来のために地球に移住しようとした宇宙人。

バルタン星の一部を切り取ることで居住するために改造して内部に無数の刃状の罠を仕掛けている宇宙船の廃月に乗って地球にやって来た。

下半身の鰭を展開することで翼のようになって飛行することが可能である。

能力としては分身、脱皮。

武器としては冷凍効果を持つドライクロー光線、擬固効果を持つエクスプラウド、ハサミからはさまざまなタイプの光線を発射。

ネオバルタン[編集]

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データ[編集]

  • 身長:51メートル
  • 体重:4万5千トン

概要[編集]

映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』に登場。

バルタン星人ベーシカルバージョンの戦闘形態であり、黒い甲冑を身に着けたような姿になっており、両腕は剣や槍へと変化する鉤爪に変化した。

武器は両腕から発射する剣型の光線「バッドナイフ」、相手を拘束する光の鞭「バンドルコード」、肩の突起を無数の針へと変えて発射する「バンプスプレー」。

チャイルドバルタン[編集]

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データ[編集]

  • 身長:120センチメートル
  • 体重:15キログラム
  • CV:(シルビィ):最上莉奈

概要[編集]

映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』に登場。

バルタン星人ベーシカルバージョンの子供。

地球にはシルビィという名前の個体が出現した。

タイニーバルタン[編集]

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データ[編集]

  • 別名:子供の超科学星人
  • 身長:ミクロ - 1.5メートル
  • 体重:0.1グラム - 55キログラム
  • 出身地:銀河系外惑星バルタン
  • 演:半田杏

概要[編集]

ウルトラマンマックス』第33話「ようこそ!地球へ 前編 バルタン星の科学」、第34話「ようこそ!地球へ 後編 さらば!バルタン星人」 に登場。

バルタン星の穏健派。

一人称は「僕」だが、バルタン星では女の子のため、人間体はショートヘアの少女に変身する。

能力としては両手のハサミを合わせることで「マルルー」と唱えて重力を操作することで瞬間移動、箒で空を飛行、水をクリスタルに変えるほどのバルタンの超科学力と語るほど魔法のような不思議な現象。

ダークバルタン[編集]

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データ[編集]

  • 別名:超科学星人
  • 身長:ミクロ - 51メートル(超巨大化では357メートル)
  • 体重:0.1グラム - 3万9千トン(超巨大化では27万3千トン)
  • 出身地:銀河系外惑星バルタン
  • 演:尾崎右宗

概要[編集]

『ウルトラマンマックス』第33話「ようこそ!地球へ 前編 バルタン星の科学」、第34話「ようこそ!地球へ 後編 さらば! バルタン星人」 に登場。

超過激派のバルタン星人。

初代バルタン星人に似たような外見だが、名前の通り、カラーリングが少々黒ずんでいる。

反重力による攻撃が得意であり、ハサミから出す熱線、反重力砲、超巨大化能力、クローンによる無数の分身、四散した身体の回復といったウルトラマンマックスを上回る能力を持ち、ギャラクシーカノンを跳ね返たし胸のスペルゲン反射光、超巨大化能力でマックスを何度も踏み潰した。

関連項目[編集]

  1. 宇宙船編集部 編『ウルトラマンマックス マックス!マックス!マックス!怪獣大画報』(円谷プロダクション 監修、朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション〉、2006年10月30日)ISBN 4-257-03735-0
  2. 『怪獣大図鑑』(2012年11月6日) p. 36
  3. 『怪獣列伝 2008』pp. 20–23, 「多彩な超能力を駆使する知的異星人 宇宙忍者バルタン星人」