Proton Mail
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Proton Mail(プロトンメール)は、暗号化を使用したプライバシー重視の電子メールサービスである[1]。
機能[編集]
Proton Mailは、クライアントサイドの暗号化を使用しているため、ユーザーのメールデータは常に暗号化されている[2]。クライアントサイドで暗号化されるため、Proton AGのサーバー側ですらメッセージを読むことはできない[2]。また、メールの送信元と宛先、およびメールの件名も暗号化されている。
さらに、Proton Mailは、スパムフィルタリングなど、一般的な電子メールサービスの機能も提供している。これにより、ユーザーは安全かつ信頼性の高いメールのやり取りをすることが可能となる。
ソースコード[編集]
Proton Mailはオープンソースソフトウェアであり、ソースコードが公開されている[3]。これにより、専門家やセキュリティコミュニティがコードを検証し、セキュリティの問題を特定することが可能となる。
制限事項[編集]
Proton Mailは無料で利用できるが、有料プランも提供されている[4]。無料プランでは、ストレージ容量や送信可能なメールの数に制限があるが、有料プランではこれらの制限が緩和され、追加の機能も提供される[4]。
また、Proton Mailは匿名性を保証するものではない。いくら匿名性が高いからと言って、犯罪行為を行えば現地当局にそのアカウントを監視され、逮捕されることがあり得る[5][6]。しかし、現地当局がサーバーのログを閲覧しても、分かるのは標的としているアカウントのIPアドレスとアクセスログくらいであり、メッセージの内容自体は読み取ることが出来ないという。
そのため、Proton Mailの不正利用報告は被害者等がProtonのフォームを通して報告することとなる。
脚注[編集]
- ↑ “Secure email that protects your privacy”. Proton Mail. 2023年8月5日確認。
- ↑ a b “How are ProtonMail keys distributed?”. 2023年8月5日確認。
- ↑ “ProtonMail”. github. 2023年8月5日確認。
- ↑ a b “Create a secure email account with Proton Mail”. Proton Mail. 2023年8月5日確認。
- ↑ “ProtonMail”. 公益通報研究所. 2023年8月5日確認。
- ↑ “学校や航空会社に「爆弾を仕掛けた」メールを送りまくった19歳のハッカーが3度目の逮捕”. gigazine.net. (2018年9月7日) 2023年8月5日閲覧。