PlayStation 3の歴史

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PlayStation 3の歴史(プレイステーションスリーのれきし)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が発売した家庭用ゲーム機であるPlayStation 3について説明する。

スロースターターとしてのスタート[編集]

本機が発売されたのは日本で2006年11月11日、国内のローンチタイトルとして注目されたものの日本では15万本程度しか売れなかった。PS3の約1年前からリリースされていたXbox 360が海外でリードしておりwiiが12月に発売され世界的なブームになり無敗と呼ばれたプレステは初めてにゲームトップシェアを任天堂に明け渡す事態となってしまった。初回出荷台数は8万台と先代PS2の98万台より少なく、発売週の売上は8.8万台と、こちらもPS2の発売初週を大きく下回る結果となった。

その後[編集]

2007年以降、「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」と「The Elder Scrolls IV: オブリビオン」といった海外では大作はヒット作に恵まれる一方いずれも販売本数ではXbox 360版に届かず苦戦が続く中、ファーストパーティから、「アンチャーテッド」シリーズのデビュー作「エル・ドラドの秘宝」が発売され1200万本を突破しようやく基盤を固めるも開発が遅れている「グランツーリスモ」が足を引っ張り、「Cell Broadband Engine」と呼ばれた独特なプロセッサを利用したこともあり、多くの開発者がPS3に対応する時間がかる状況が続いてしまった。

第7世代黄金期[編集]

2008年、世界的にゲーム機の第7世代はいよいよ本格稼働へ本機は。「グランド・セフト・オートIV」や「フォールアウト3」といった第7世代を代表する作品をマルチプラットフォームで発売しこれを大成功に収めライバル機Wiiとの直接対決についにこぎ着けることに成功した。そしてもともとPCエンジンCD-ROM主体だったソフトメーカー日本ファルコムが本機に単独参戦し英雄伝説 空の軌跡FC:改HDが発売、英雄伝説 空の軌跡sc:改HD英雄伝説 空の軌跡 the 3rd:改HDが販売、ヒット作が続出しはじめる。イギリスのプラットフォーマー「リトルビッグプラネット」、セガのSRPG「戦場のヴァルキュリア」を始めとする革新的な独占タイトルも多く、日本市場向けには「龍が如く見参!」や「白騎士物語」といったタイトルが発売。ついにXbox 360と差別化に成功した。

Wiiとの直接対決へ[編集]

2010年代に近づくと「ファイナルファンタジーXIII」、「バイオハザード5」、「ストリートファイター4」、「鉄拳6」代表タイトルを発売し本機は遂に日本トップシェア機奪還するべく遂に本機はWiiとの直接対決へ。「FFXIII」は日本では独占で販売しそれが要因となり日本だけでなく海外でもPS3版の販売本数がついにwiiを上回ることに成功する。これが最初のマルチプラットフォームタイトルの1つとなる。ソニーのファーストパーティFPSシリーズキルゾーン2もPS3デビューを果たし、欧米マーケットで爆発的なヒットに、発売当初は地味な扱いを受けるもそのド郡司な世界権を魅力する「デモンズソウル」が発売され、ソウルシリーズの原点を作り、「死にゲー」という新しい美学とジャンルを確立。この時期タイトルに恵まれた本機はPS3の軽量化したCECH-2000バージョンを発売した。これで本体はかなり求めやすくなったが、PS2との互換性が失われてしまいPS2からの支援はほぼこの時点では0となった。さらに勢いに乗るとおもわれた本気だがここにきて大誤算が起きる2010年に入ると発売予定であったFFXVがPC版が歴史的な失敗によりPS3番の発売が延期。結果的にPS3をスキップすることになってしまう。コール オブ デューティ ブラックオプス」や「レッドデッドリデンプション」を筆頭に、サードパーティの大作が発売。その後の状況はゲーム業界はよりコアゲーマー中心の市場に戻りつつあった。ついに発売した「グランツーリスモ5」そして「God of War 3」といったファーストパーティのキラータイトルだけでなく、「ヘビーレイン」のような新規IPも話題になった。

王座の奪還[編集]

2011年、PS3はついに1年間の最も売れたゲーム機として輝きついに王座を奪還に果たした。その年には「アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス」、「ダークソウル」、「キルゾーン3」、「リトルビッグプラネット2」、「インファマス2」などが販売。質でも量でも充実する。マルチプラットフォームのタイトルは世界を圧巻させた「The Elder Scrolls V: スカイリム」、大ヒットをマークし続けたCoDシリーズの新作「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3」、「FIFA 2012」そして「バトルフィールド3」といったEAの人気フランチャイズの新作など、海外の超大作がものを言う時代が到来、ヨーロッパではXbox 360よりもPS3が好まれる方向性が強くなり始め、ソニーにとってはやっと一息できる年となった。