NovelAI

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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NovelAI(ノベルエーアイ)とは、人工知能(AI)によって小説イラストを作成できるWebサービス(SaaS)である。

概要[編集]

2021年にサービスを開始し、当初は小説作成のみのサービスであったが、2022年10月に画像を生成することができるようになった。画像においては容易に高品質な画像を生成できることから日本でも話題が集中した。

小説生成[編集]

日本における「AIのべりすと」と同様の機能を持っており、日本語に対応するAIモデルも用意されている。非課金でも試用ができる。

画像生成[編集]

StableDiffusionというテキストから画像を生成するモデル(text-to-image、txt2imgとも)がもとになっており、NovelAIの画像生成が「NovelAI Diffusion」と呼ばれるのはこのためである。生成した画像やもとになる画像からさらに画像を生成する(image-to- image、img2imgとも)ことができる。比較的破綻も少なく、StableDiffusionより日本の二次元的な画像に強い特徴がある[注 1]。画像を生成するためのテキストをプロンプトと呼び、より効率的なプロンプト作成のための文章が中華圏で作られた。これは元素法典とよばれ、即日本語版が作られた。エロは世界を救う

NovelAIの画像生成において、AIの学習不足に起因するためかプロンプトがうまく通らず、不自然な画像になることも多い。それを逆手に取り、手掴みでラーメンを食べる樋口円香泳げないセフィロス号泣しながらピザを焼くマックイーンなど、シュールな生成チャレンジが爆発的に流行った。なかにはゲーミングちんぽ華道部という謎の部活動も流行った

なお、NovelAIは生成した画像の著作権を主張していない[1]

画像生成についての批判[編集]

学習モデルが無断転載を指摘されている「Danbooru」の画像を用いて学習されたものであり、画像生成が有料のプランでのみ提供されていることから物議をかもしている。著作権的には明確にアウトとは言えないものの[注 2]、倫理的には問題があるという意見もあり、AIイラストをめぐり議論が巻き起こっている。

価格[編集]

NovelAIではAnlasというポイントを消費しAIを利用する。このAnlasは月額課金により一定数まで回復するシステムになっている。画像生成にはAnlasが必要なため、いずれかの有料プランに加入する必要がある。画像生成につき5Anlas程度が消費され、画像が大きくなるとより多くAnlasが必要となる。

プラン一覧
  • Free Trial - 無料だが、小説しか生成できない。
  • Scroll - 15ドル/月 毎月1000Anlasが補充される。画像生成が可能
  • Opus - 25ドル/月 毎月10000Anlasが補充される。通常サイズの画像生成は無制限となる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 一部のキャラクターなどは複雑な指定なしで一発で生成できることがある
  2. 画像を保存しているわけではなく、画像のパラメータを学習しているためであるとされる。画像をそのまま利用しているわけではないため、著作権の規定にあてはめることが難しいという問題もある。また、手描きの模倣やパロディにまで踏み込んでしまう問題でもあるため、一律禁止というのも現実的でないという意見もある。