MARIモビリティ開発

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

MARIモビリティ開発(マリ・モビリティかいはつ、Mari Mobility Development Inc.)は、東京都品川区に所在する公道カートの製造販売を行う企業。旧名は株式会社マリカーで、2018年3⽉22⽇に商号変更している。製造したカートは、社名から「マリカー(MariCAR)」として販売している。なお、実際にカートをレンタルしているのは「品川カート有限責任事業組合」や「アキバカート有限責任事業組合」となっている。代表は⼭崎雄介。

同社の製造販売するマリカーは、法律上ミニカーに分類されるもので、運転には有効な普通自動車運転免許証(国際免許証含む)が必要。レンタル業者が時間単位で貸し出し、利用者が公道を巡って観光する形式が多いほか、自家所有もあるとされる。レンタルでは、ガイドが先導するツアー形式や、アニメ・ゲームキャラクターのコスチューム衣装、アクションカメラなどを貸し出すこともある。レンタル利用者は外国人観光客が多くを占める。

レンタル店・観光拠点が品川区や秋葉原など各地に存在し、その付近では集団で爆走するカート集団が見られることがある。特徴的なエンジン音が複数聞こえるので、すぐに気付ける。うるせえ。

2017年2月24日、任天堂より、商標法・著作権法・不正競争防止法違反として損害賠償請求を含む訴訟を提起され、話題となった。カート名称の「マリカー」が、任天堂の開発販売するゲーム「マリオカート」の略称として一般に知られていることを指摘し、またマリオカートシリーズ等に登場するキャラクターであるマリオのコスチュームを貸出・販売、あるいはその画像を宣伝に用いることが、任天堂の権利侵害であると訴え出たものである。

2018年9月27日、東京地方裁判所にて任天堂による訴訟の判決が言い渡された。「マリカー」が任天堂の「マリオカート」の略称として広く知られていることを認め、1,000万円の損害賠償と不正競争行為の差し止めを命じるものであった。