Homedoor

認定NPO法人Homedoor（ホームドア）は、2010年から大阪府で活動する生活困窮者・ホームレス支援団体。18部屋の個室宿泊施設の運営や、就労支援・生活支援を行っている。 理事長は川口加奈。

概要

• 主な目的：ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造をつくる
• 主な活動は
  • ホームレスの人をはじめとする生活困窮者への就労支援、生活支援
  • ホームレス化予防事業
  • ホームレス問題に関する啓蒙活動

活動内容

アンドセンターの運営

原則無料で宿泊可能な18室の個室型宿泊施設。生活の相談から再建までを包括的に行う施設。アンドセンターでは、生活の相談、宿泊、シャワー利用、衣類や食料の提供、団欒スペースの使用などが可能。

HUBchari

ホームレス状態の人々の”得意”を活かして仕事を作りたいという思いから、認定NPO法人Homedoorが聞き取り調査を行った結果、ホームレス状態の人々の多くに共通する特技は自転車修理であることがわかった。自転車修理という特技を活かして、ホームレスの人々は自転車のメンテナンスなどで就労が可能であり、利用者にとっては、便利な移動手段としてどのポートでも自転車を借りたり返したりできる、シェアサイクル業が HUBchari（ハブチャリ）である。現在では大阪市内約300箇所で展開し、観光やビジネスなど、様々な目的で利用で利用されている。

おかえりキッチン

2021年6月1日にHomedoorの設立10周年を記念し開店。一般向けのメニューを展開しているのみならず、アンドセンターの利用者がランチを食べたり、就労を体験したりできるカフェ。

夜回り

2013年から開始された大阪市北区でお弁当を配りながら野宿している人の安否確認をする活動。通常、夜回り（通称：ホムパト）は毎月第2火曜日だが、緊急性が高まる冬の期間（11月〜2月）は第4土曜日も実施。

沿革

• 2010年（平成22年）4月 - 任意団体としてHomedoor設立
• 2010年（平成22年）8月 - あいりん地区（釜ヶ崎）で喫茶サービス「ココモーニング」開始
• 2011年（平成23年）7月 - 就労支援事業「HUBchari」（ハブチャリ） 開始
• 2011年（平成23年）10月 - NPO法人登記完了
• 2012年（平成24年）3月 - 第8回キャンパスベンチャーグランプリ　「経済産業大臣賞」「ビジネス部門大賞」受賞
• 2012年（平成24年）9月 - 大阪市住吉区と協働でHUBchari運営開始
• 2013年（平成25年）4月 - 大阪市北区と協働でHUBchari運営開始
• 2013年（平成25年）9月 - 相談支援事業開始
• 2013年（平成25年）11月 - 夜回り活動「ホムパト」開始
• 2014年（平成26年）4月 - 就労支援事業「駐輪管理」開始
• 2015年（平成27年）3月 - 「大阪府条例指定NPO法人」に認定（府内２番目）
• 2015年（平成27年）3月 - Google インパクトチャレンジ　グランプリ受賞
• 2015年（平成27年）3月 - 生活応援施設「ホット＆ハウス」開始
• 2015年（平成27年）5月 - 日経ソーシャルイニシアチブ大賞　新人賞受賞
• 2016年（平成28年）5月 - 生活支援事業「カットモデル」開始
• 2016年（平成28年）8月 - 相談支援事業「相談ボランティア制度」開始
• 2016年（平成28年）10月 - 宿泊施設「ホムハウス」提供開始
• 2017年（平成29年）1月 - 大阪市より「認定特定非営利活動法人」（認定NPO法人）取得
• 2017年（平成29年）1月 - 物品寄付サービス「モノギフト」開始
• 2017年（平成29年）2月 - 生活支援事業「アンド食堂」開始
• 2018年（平成30年）4月 - 居住支援施設「アンドセンター」開設
• 2019年（令和1年）3月 - 生活支援事業「Snapshot taken by Homeless」開始
• 2021年（令和3年）6月 -カフェ「おかえりキッチン」開店
• 2021年（令和3年）10月 - 大阪市東住吉区・大阪市北区とシェアサイクル実証実験を開始

外部リンク

• [{{{1}}} 公式ウェブサイト]