GNSS測量機

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GNSS測量機とは、その名の通り測位衛星システムを利用して測量を行う測量機器のことである。この機器を用いて行う測量はGNSS測量と呼ばれる。

概要[編集]

GNSS測量機はGNSS衛星電波を受信するためのGNSSアンテナとアンテナと測位する点をつなぐポール、アンテナの電波を受信する受信機、そしてそれらを制御するコントローラーによって成り立つ。なお、ネットワーク型RTK測量を行う場合はポケットWi-Fiルーターなどで公衆回線網に接続する必要がある。

日本全国に点在している電子基準点にはこのGNSS測量機が搭載されている。

基準[編集]

他の測量機器と同様に、日本国内の公共測量等で使用されるGNSS測量機にも基準が定められている。

1級
受信周波数がL1とL2の2周波を受信でき、スタティック法、短縮スタティック法、キネマティック法、RTK法、ネットワーク型RTK法により観測できるもの。
2級
受信周波数がL1の1周波のみ受信することができ、スタティック法、短縮スタティック法、キネマティック法、RTK法により観測できるもの。

関連項目[編集]