flavorグループ
flaforグループ(フレーバーグループ。英語:flavor Group)とは、日本でのご当地アイドルのグループであり、かつ、アイドルグループの総称の一つである。
各地区にグループを点在させる方法で設置しており、全国展開型のアイドルグループとなっている[1]。
なお、本項ではflavorグループに属するアイドルグループについても記述するが、既に解散したflavorグループについては、判明分のみを記述した。
概要[編集]
一般社団法人芸能研究生が各グループを統括しているが、各グループでの運営やメンバーの管理については、芸能研究生とは別に、同法人と提携している各グループの現地事務所によって行われているグループも数多く存在する。ただし、東京flavor・愛知flavor・スイーツメロディの3グループは芸能研究生が直営で運営している[1]。
flavorグループは、所属している全員が女性となっており、男性は存在していない。
「flavorグループ」の名称は登録商標(商標番号第5709767号)であるため、芸能研究生(および提携先運営事務所)に許可のない限り、他のアイドルグループや他の分野での使用は不可能である[1]。
2022年4月17日時点では、熊本・福岡・京都・愛知・静岡・東京・千葉・仙台の合計8つのグループの他、flavorグループの姉妹グループとして「スイーツメロディ」が別にあり、合計すると9グループが存在している[2]。なお、メンバーの人数は、2021年9月19日の時点では活動休止中のメンバーを含めて38人が存在している[3]が、その後および現在の正確なメンバー数は不明。
なお、過去には他地域の一部にもflavorグループが結成されていた時期もあったが、前述の8グループ以外は既に消滅している[1][3]。また、グループの活動停止に伴い、flavorグループ間での移籍が行われたり、また別のアイドルグループに移籍したりするアイドルや、芸能界そのものを活動休止あるいは引退したりする者もいる[4]。
略歴[編集]
この欄では、一部消滅しているflavorグループについても、判明分に限り記述する。
まず、初のflavorグループかつグループ旗艦ユニットとして、2014年9月1日に芸能研究生の直営で東京flavorが結成され、翌2015年3月15日に活動を開始した。その後2018年5月16日にメジャーデビューを果たした後、2019年2月23日に新体制にチェンジした[3][5]。東京flavorは2014年の開設当初と2022年の時点とではメンバーが全く異なるものの、グループとしての活動は継続されている。
その後、第2弾として大阪flavorが結成されたものの、一時活動を休止した後、2018年8月25日に活動を再開した。しかし、2020年7月26日に再度活動を休止した後に解散した。2年後の2020年よりメンバーを再募集した上で、なにわflavorとして再結成が検討されているものの、現時点でも動きはない[3]。
2016年3月6日には兵庫県を中心とした地域で活躍していた神戸flavorが結成された。同グループは5年後の2021年8月21日で活動を終了して解散している[3]。
同年6月5日には京都府にも京都flavorが結成され、京阪神地区3府県にflavorグループが開設されることとなった。同グループはメンバーを大幅に入れ替えた結果、オリジナルメンバーは誰もいなくなったものの、2022年4月17日の時点でも活動を継続している[3]。
翌2017年には、flavorグループでは初めて本州地区以外の地域にも旗揚げすることとなり、同年4月30日に福岡flavorが結成された。同グループは他のグループと比較して変遷は少なく、現時点でもグループ活動を継続している[3]。
同年7月23日には東京都で活動するflavorグループ第2弾として原宿flavorがデビューした。しかしこちらは芸能研究生の直営とはならず、提携した別事務所による運営となった。2019年の1期生全員の卒業と同時にグループは活動休止状態になったが、翌2020年よりメンバーを再募集した上での復活が検討されているものの、現時点でも動きはない[3]。
その次の年の2018年6月24日には仙台flavorが結成され、flavorグループは本州北部に進出した。こちらも変遷は少なく現時点でもグループ活動継続中である[3]。
同年7月1日には、千葉県に千葉flavorが結成された。2021年5月29日に新体制に衣替えしたものの、活動は継続中している[3]
その直後の8月1日、東京flavorの公式セカンドユニットであるスイーツメロディが芸能研究生の直営で結成された。同月19日より活動を開始。活動は2022年時点でも継続中である[3][5]。
その直後、九州の熊本県を中心に、九州一円で活動する、これまでのflavorグループとは異なるコンセプトとして、中学生以下のアイドルグループとして結成されたjunior flavor熊本が8月11日に結成された。現時点でも活動を継続中である[3]。
元号が平成より令和に変更された2019年、7月7日に愛知flavorが結成された。こちらも活動は継続しているが、東京flavorと同じく、芸能研究生の直営となっている[3]。
2020年代に入ると、現在でも引き続き活動している熊本や仙台以外の地方都市にもflavorグループを開設する機運が再度生まれ、同年10月11日に、静岡県を拠点とする静岡flavorが結成された[3]。開設当時は9人のメンバーを擁し、一時はflavorグループでは最多の人数を誇っていたこともあった。現在は7人に減ってはいるものの、引き続きflavorグループ最多の人数で活動を継続している。
各グループメンバーの活動[編集]
各メンバーのアイドルは、コスチュームプレイについては、運営やメンバーの本人の同意を得て行うことはあるものの、水着での活動は一切していない[5]。
一部グループを除き、選抜メンバー制度を採用している(ただしスイーツメロディについては同グループ所属メンバーによる紹介がない限り、メンバー加入資格やオーディション応募資格はない)。ただし、flavorグループの統括本部である芸能研究生による選抜については、直営グループのみであり、直営でないflavorグループでは各事務所とflavorグループメンバーとの協議で決定する[5]。
flavorグループでの活動は原則として、所在地の都道府県でのコンサート会場やライブハウスでの活動を中心に実施しているが、グループによっては、地域外および日本国外への遠征も実施することがある[5]。ただし、flavorグループの海外遠征については、これまでには東京flavorが行ったのみである[6]。
統括団体の芸能研究生とのマネジメント契約は、メジャーデビュー時のみ実施している[5]。また、芸能研究生側ではメンバーを拘束することはせず、円満なものに限り、メンバーに対しての契約解除時や卒業時の金銭的な請求は原則としてしないこととなっている[5]。
グループの特徴[編集]
グループの特徴として、flavorグループの各メンバー個々に対して、日本の他のアイドルグループの一部でも採用されている「担当色」の他、メンバーと所属事務所との話し合いで決定される「担当味」が設定されている。中には辛子蓮根や牛タン、ピーナッツなど、ご当地での象徴および名産である担当味を有しているメンバーも存在している[5][7]。
脚注[編集]
- ↑ a b c d “『flavorグループとは?』” (日本語). 一般社団法人 芸能研究生 (2017年3月17日). 2022年4月17日確認。
- ↑ “flavorグループ” (日本語). 一般社団法人 芸能研究生 (2020年5月23日). 2022年4月17日確認。
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n “SUPERflavorオフィシャル公認リンク” (日本語). 一般社団法人 芸能研究生 (2021年1月1日). 2022年4月17日確認。
- ↑ “SUPERflavor公認リンク(移籍卒業メンバー)” (日本語). 一般社団法人 芸能研究生 (2021年1月1日). 2022年4月17日確認。
- ↑ a b c d e f g h “意外と知られていない疑問にお答えします!” (日本語). 一般社団法人 芸能研究生 (2021年5月6日). 2022年4月17日確認。
- ↑ “東京flavor 2019年海外遠征” (日本語). 【公式】東京flavor(flavorグループ運営本部) (2018年12月4日). 2022年4月17日確認。
- ↑ junior flavor熊本のユキ・仙台flavorの伊達夏海・千葉flavorの星野穏香などがそれに当たる。