FMW

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FMW(フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング)は、1989年10月に大仁田厚が旗揚げしたプロレス団体デスマッチ路線で一時代を築いた。

概要[編集]

大仁田が三万円で電話線を引いて始めたと言われる。人員不足のせいか、初期メンバーは、大仁田の他、バッドウーマンみたいな覆面レスラー。シューターを名乗る覆面レスラー。謎の柔道家。韓国のテコンドーの選手。素性の知れない外国人選手。当時社会面で話題だったボートピープル出身のレスラーなど怪しさ満点だった。とあるプロレスマスコミは「おもちゃ箱をひっくり返したプロレス」と称していたが。まさに怪しいおもちゃ箱である。

最初はそんなごった煮状態だったが。イス魔人・栗栖正信が参戦して活気づく。そして全日本の同胞であるターザン後藤も参加してからデスマッチ路線に舵を切るようになり。有刺鉄線デスマッチや、電流爆破デスマッチで客を集めるようになった。

大仁田引退後もハヤブサの活躍により団体は保ち続けた。冬木弘道がブレーンとして参加してからエンタメ色が強くなり。フロントがお化けのコスプレをしたり、過激なプランが目立つようになる。失敗したプランもあったが、比較的客は入っていた。だが、客を呼べないレスラーの首きりを当時の経営陣が渋ったので経費がかさみ、どんぶり勘定の経理事情もあって、止めにエースのハヤブサが試合中に怪我をして戦線離脱、団体は崩壊した。