Enpedia:おすすめピックアップ/ニクトグラフィ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ニクトグラフィ(nyctography)とは、ルイス・キャロルのペンネームで知られるチャールズ・ラトウィッジ・ドジソン氏が1891年に発明した、速記術の方法である。ニクトグラフィは、同じくドジソンが発明した「ニクトグラフ」(nyctograph)という道具を用いて記述される。左上隅にある点から出発して点または滑らかな線を描く。ニクトグラフを使えば、素早くアイデアをメモしたり、照明器具がなくても文字を書き記すことができる。ドジソンは、しばしば夜中に急いで書き留める必要があるアイデアを思いついて起きることがあった。そのとき、どうせすぐに消しなおすことになる照明をつけるための手間を億劫に感じた。この手間を解消するために、ニクトグラフとニクトグラフィが発明された。この装置は、16個の正方形が配置された格子状のボードと、後日通常の英語に翻訳し直せるようになっているドジソン独自のアルファベットのデザインを表す符号、から成り立っている。…