ETCカード
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ETCカードとはETCを利用して無線通行による料金精算を行う際に必要となるICカードである。
概要[編集]
キャッシュカードの国際規格と同じサイズのプラスチックカードにICチップ、車載器と接続するための端子が埋め込んである。
個人向けのほとんどはクレジットカードの付帯サービスとして発行されているものだが、パーソナルカードと呼ばれるクレジットカード契約を必要としないタイプも存在する。個人向けカードはETCマイレージサービスが使用可能。
クレジット付帯型のETCカードは2018年6月の割賦販売法改正以降、クレジットカードとETCカードは別々に分かれたもののみとなった。
ETCパーソナルカード[編集]
クレジットカード契約を必要としないタイプのETCカード。発行元は東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社の6社共同が運営する事務局で、利用を希望する者はデポジットを支払うことで発行される。デポジットは最低4万円で、金額は申込時に申告した月平均利用見込額、年間最高利用月見込額に応じて変動する。
ETCコーポレートカード[編集]
NEXCO各社が発行する大口・多頻度利用者に貸与するカード。コーポレートと付いているが、個人でも申し込み・利用は可能。ETCマイレージは利用できないが、以下の大口・多頻度割引が適用される。
- 1台毎の月間利用額に対し、5千円を超えて1万円以下の部分に10%、1万円を超えて3万円以下の部分に20%、3万円を超える部分は30%引きを適用する。
- ETC2.0車載器を搭載する車両はこれよりも高い割引率が適用される。
- 契約者の月間利用額が500万円以上かつ、1台の平均利用額が3万円以上の場合、利用額合計から10%、一般有料道路は5%引き。
利用に際してはNEXCO各社に申込を行い、諸手続きを完了するとカードが貸与される。カードは1枚につき1台の車両と対応し、カードに使用して良い車両の番号が記載される。