ECMO
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ECMO(エクモ,Extracorporeal Membranous Oxygenation)は人工心肺装置であり、呼吸と循環に対して究極の対症療法である。超重症呼吸・循環不全の患者に対して、治癒・回復するまでの間、呼吸と循環の機能を代替して、肺を休ませる治療法である。
ECMOの原理[編集]
患者から静脈血を体外に取り出し、ポンプを使用し、回路へ血液を通し、人工肺により血液に酸素を入れ、二酸化炭素を除去した血液を、再度、患者の静脈または、動脈へ戻す、体外循環を使用した生命維持装置である。ECMOは治療というより、死なないようにするための切り札である。心拍出量が正常であり、貧血がないことが前提である。
治療期間[編集]
通常は1か月であるが、国内最長189日間という装着事例がある[1]。
適応疾患[編集]
管理項目[編集]
- 血液流量
- 水分管理
- 呼吸管理
- 気胸・胸水
- 腎機能・水分バランス管理
- 血算・凝固・輸血
- 鎮静
- 覚醒
参考[編集]
- ↑ “ECMO装着 国内最長189日間”の男性病状回復で取り外す 福岡NHK,2021年6月25日