Allez Opi・Omi!
Allez Opi・Omi!は、2021年のツール・ド・フランスで発生した大規模な落車の原因となったプラカードに書かれていた単語。
なお正確には「ALLEZ OPi・OMi」と書かれていた。
概要[編集]
まず「Allez Opi・Omi!」とは「おじいちゃん・おばあちゃん 頑張ろう!」という意味である。ALLEZはフランス語で「頑張れ、行け」を表し、opi omi!はドイツ語で「おじいちゃん・おばあちゃん」を表す。つまりは2カ国語を混ぜた単語である。
第1ステージのゴール45kmの地点でこの言葉が書かれたプラカードは現われた。プラカードは段ボールで作られ、女性が持っていた。そのプラカードはテレビに映るためなのかコースに接近するように掲げられ、そして選手に接触した。
そしてその接触は大規模な落車に繋がり、61選手(ほぼ全ての選手)が巻き込まれ、21選手が負傷した。幸いにも死者は出なかったものの、リタイアを余儀なくされた選手も出てくる事態となった。
このプラカードを掲げた女性はすぐ逃走し、警察が女性の行方を捜査したが、事件から4日後に自ら出頭し、逮捕された。 主催者は女性に対して訴える意思を示したものの、その後SNSでバッシングされて社会的制裁を受けたことや観客への注意喚起の目的が達成されたことから、後に訴えを取り下げている。
SNSでの影響[編集]
世界が注目するロードレースでこのような事態が起きたということもあってか、発生直後から女性に対して世界中から多くのバッシングが発生し、炎上した。
また同時にネタにもされ、コラ画像が作られたり、Tシャツなどのグッズが作られたりした。この手のものにはよくあること
なおこの背景には、コロナ禍の影響で中々おじいちゃんとおばあちゃんに会えない状態となっており、会う代わりとしてテレビで伝えたいから、このプラカードを作成しあそこに掲げたのではないかという説が密かに噂されている。
参考文献[編集]
- ツール・ド・フランス Allez Omi-Opiの事故まとめ- 2022年12月25日閲覧。