ABC分析

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ABC分析(えーびーしーぶんせき)とは、在庫・売上・コストなどといった評価軸を定め、多い順にA、B、Cと3つのグループ分けをし、対策を立てること。

概要[編集]

たとえば在庫管理においては、

A品目 定期的に発注するもの。在庫がダブついてきたときなどは、仕入れを控えるなど
B品目 在庫が一定量を切ったら、そのつど発注するもの
C品目 在庫がなくなりそうになったら発注するもの

などに分類する。A品目は、常に動いている商品で、「売り逃し」を避ける。B品目は「品切れ」を避ける。C品目は「そのつど取寄せ」でよい。
適正な在庫量はポアソンの累積確率分布などで推定できる。自衛隊の駐屯地の装備品などは、「防衛予算をどこに回すか」といった話に直結するため重要である。その点自衛隊の兵站部門は優秀で、「狙ったときに、狙った装備品が、狙った場所に魔法のように揃う」と合同演習をした各国の軍に畏れられた。近代戦では「輜重・輸卒が兵隊ならば、蝶々蜻蛉も鳥のうち」とか言っている軍は、負ける。大東亜戦争のときには「兵站を軽んじていたために日本は負けた」という俗説があるが、当時の日本軍は兵站を重んじており、「うっかり勝っちゃった」「まさか相手の民度がこんなに低く、こんなに弱いとは思わなかった」ために戦線が広がってしまったのが日本軍の読み違いであったかもしれない。

脚注[編集]

関連項目[編集]