10000年問題
ナビゲーションに移動
検索に移動
10000年問題(1まんねんもんだい)とは、西暦10000年1月1日に西暦の桁数が4桁から5桁になることに伴い、コンピュータなどのシステムに不具合が発生する可能性がある問題のことである。現在、ほとんどのシステムにおいて、西暦は4桁であることを前提としてプログラムが組み立てられており、これが5桁に達すると「西暦0000年=紀元前1年」と勘違いしたプログラムが誤作動を起こす危険性がある。ISO 8601でも西暦は4桁となっている。解決策としては単純な話で、西暦が5桁(あるいは6桁、7桁、10桁などより大きい桁)になっても対応できるように改良することが可能であるが、現段階で改良を行っても、あと8000年近くは西暦年の1万の位は0のままであり、冗長になるため現在のところ対応を行ったシステムは少なくとも著名なものでは皆無である。
なお、10000年問題についてはRFC 2550: Y10K and Beyondで詳しく検討されている。エイプリルフールのジョークRFCであるにもかかわらず極めて気合の入った検討なので、ぜひとも一読されたい。