香束勝臣
香束勝臣(かたば かつおみ)とは、『四つ子ぐらし』の登場人物である。
概要[編集]
IT企業の社長を務める、撫子の父親。撫子をクワトロフォリア次期社長である李央と結婚させるべく奮闘しており、その立場上クワトロフォリア会長の竹彦とは対等な関係にあり竹彦の副官的存在である。一人称は、「俺」または「私」。
本性[編集]
14巻中盤で明かされたその本性は完全なる毒親で、もう1人の悪役である。 二鳥との勝負に負けた撫子を酷い言葉で罵っており三風からも「ひどい人」と言われている。
各巻での動向[編集]
14巻[編集]
初登場。四ツ橋家での新年会に撫子と共にやってきた勝臣は、李央にゴマをすりまくっていた。また、四つ子の自己紹介に対して失礼な態度を取っていたりもした。 その後の昼食会で竹彦に撫子のことを猛アピールするが、その際李央のことを無視して結婚の話を進めていたため、竹彦共々二鳥に怒鳴られてしまう。 そして竹彦の提案で婚約者の座をかけ二鳥と勝負することになる。1戦目は撫子が勝つが、2戦目は二鳥が勝ってしまった。そんな撫子に対し勝臣は、 「まったく、なんであんなヤツらに負けたんだ!俺にハジをかかせる気か!ええっ?」 とひどく罵っていた。四つ子に止められると、 「私は何もしていない!お前たちには関係ないだろ!」 とヤケクソになって去っていった。 その後の3戦目では撫子が勝ち、結果は2対1で撫子が圧勝するのだった。
15巻[編集]
本格的に悪役として登場。家を出ていった撫子を部下を使って連れ戻そうとする。 その後の撫子の発言によって、彼を男であるにもかかわらず女として育てて自由を奪っていたことが判明。 さらに、李央と婚約させたのも「撫子のため」ではなく「四ツ橋家の財産のため」ということが判明した。 その後、竹彦の力を借りて宮美家に侵入し撫子を強奪しようとするが、姿を男子のように変えた撫子に拒絶されたうえ李央に会いたいと言い出したため、 「なんだと?」「自分が何をしたか分かっているのか!」「今まで育ててもらった恩をアダで返しやがって。お前なんかもう用ずみだ!」 と激昂し、撫子を力任せに強奪しようとする。 しかし、四つ子が呼んだ警察によって勝臣は御用となってしまった。 その後の李央の話で、勝臣は根っからの犯罪者であることが判明した。
16巻[編集]
前巻での出来事を受け、勝臣は撫子との決別を正式に宣言するのだった。