飛ぶ夢をしばらく見ない

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飛ぶ夢をしばらく見ない(とぶゆめをしばらくみない)は、山田太一の長編小説、およびこれを原作とした映画。

概要[編集]

1985年11月、新潮社より刊行。のち新潮文庫。「あらすじ」48歳のサラリーマン・田浦は、特急「雷鳥」の事故で大腿骨骨折で入院している。なぜか、カーテンの向こう側に女性患者がいる気配がし、女は、言葉でのセックスを誘ってきて、してしまうが、ちらりと見えたのは白髪の老婆だった。だが、次に会った、その時の女だという木山睦子は、どう見ても40代に見えた。睦子は、二ヶ月ほどの間隔で20歳くらい若返ってしまう状態だった。田浦と睦子は、逢瀬を重ね、とうとう睦子は14歳くらいの少女になり、一緒に住んでいることで警察に留置されたりする。だが時期が来たら睦子は誕生より前に戻って消えてしまう。

映画「ジェニーの肖像」(ロバート・ネイサン原作)を下敷きにしたと作中で断っている。のちの佐藤正午「月の満ち欠け」も同じアイディアによる小説である。

映画[編集]