頂心肘
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頂心肘(ちょうしんちゅう)とは、頂肘とも云われ、太極拳や八極拳などの技のひとつである。
概要[編集]
陳氏太極拳ではフツーの技であって型にも含まれているが、用法を知り練功を積むと その兇悪さが理解できる。そのため学生(まだ入門していない弟子)には用法は教えない。会得すると女子中学生が大の大人を悶絶させるほどの威力はある。
人間生活との関わり・利用[編集]
型としては、「一歩踏みだして、拳を上にして肘で突く」のがフツーである。
ところが用法を知り功を積む練ると、いわゆる必殺技となる。マジで喰らうと死にかねないので、対練を想定して説明する。
仕手は比較的に高めに構える。合気道の構えや柔道の自護体に近い。
ここから膝を抜いて抜重して(沈墜勁)相手の正中線を狙って踏みこむ。いわゆる「サイクロイド曲線」と円錐曲線が混じったような曲線を描いて踏みこむ。そこでボクシングのアッパー的なフェイントをかけ、全体重を相手に預けるように、踏みこみ足の捻りを加えつつ肘をつき、突き放すように斜め上に向かって突く。
受手は、仕手の膝を外すように低い蹴りを用いて後退するのが定法だが、相手の体格から甘く見て前に出る傾向もありそうに思うので、ほぼカモである。
「会得すると女子中学生が大の大人を悶絶させるほどの威力はある」は、嘘や冗談ではない。ただし鍛錬する場合にはサンドバッグなどを相手にすること。立ち木でやると下手をすると枯れる。ただし普通の街路樹などは固くクッション性がないため、肘あてを使うとか、それぞれ工夫されたい。
脚注[編集]
関連作品[編集]
- 『拳児』