ミツコ・クーデンホーフ・カレルギー

ミツコ・クーデンホーフ・カレルギー（1874年7月24日 - 1941年8月27日）は、東京府で初の国際結婚をした人物。日本名青山みつ（あおやまみつ）。

概要[編集]

オーストリア＝ハンガリー帝国駐日特命全権大使として来日していた貴族ハインリヒ・クーデンホーフ＝カレルギー伯爵の妻。雪が降る中で馬で移動中だったハインリヒが家の前で落馬してしまったところを介抱したことがきっかけで知り合ったという逸話がある。

東京府において、日本人として初の国際結婚。長男のハンス光太郎、次男のリヒャルト・ニコラウス・栄次郎・クーデンホーフ＝カレルギーの子供をもうけた。

夫の大使としての任期が終わると、夫の故郷であるオーストリアへと渡る。その際に、当時の日本の地位が低かったこともあって周囲からは必ずしも歓迎されなかったものの、夫は懸命に妻をかばった。夫は1906年に死去してしまうが、一族との裁判闘争の末に遺産を相続。

第一次世界大戦後は、子供たちと反りが合わなくなって別居するようになっていった。

1941年8月27日、ウィーンにて生涯を閉じた。