院内がん登録(いんないがんとうろく)とは、癌診療を重点的に行う全国の病院から患者の診断や治療などのデータを集める仕組みのことである。国立がん研究センターが集計や分析、情報発信を担う。平成19年(2007年)に集計を始め、実態を調査して評価することで提供される医療の質を上げる目的があるとされ、国の対策にも生かされている。病院ごとに詳細なデーターが得られるので、得意分野などがわかり、患者やその家族が医療機関を選ぶ際にも役立つとされる。