関東鉄道キハ5020形気動車

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関東鉄道キハ5020形気動車(かんとうてつどうきは5020がたきどうしゃ)とは、2019年に登場した関東鉄道常総線の気動車のこと。

登場の経緯[編集]

関東鉄道常総線ではエンジンにDMF13系を使用してきたが、流石に陳腐化は隠せず、キハ5010形においてコマツ製のSA6D125系に切り替えられた。しかし、今度はキハ2100形において採用され、以降25年以上にわたり受け継がれてきた前面デザインも古くなりつつあったため、このデザインを変更した上で更に新車が投入されることになった。

このようないきさつで登場したのがキハ5020形である。

構造[編集]

20m級全鋼製車体にロングシートの車内、片側の扉が片開き・両開き・片開きの3箇所、出力350psのコマツ製SA6D125HE-2形(JR形式DMF11系)エンジンは前々年に登場したキハ5010形に準ずる。

一番の変更点は前面デザインで、新潟トランシス製の明知鉄道アケチ100形気動車といった当時最新鋭のNDCのものをベースに、前照灯をLED化したものが採用された。このため、既存車とは印象が大きく異なり、どちらかといえば塗色を除くと鹿島臨海鉄道8000形気動車に近くなった。

運用[編集]

2021年現在、2両が配置され、常総線全線で幅広く使用される。ブレーキ方式はキハ5010に準ずることから、キハ2300形以降の各形式以外との併結はできない。

なお、これに伴い従来車のうちキハ310形の313および314が廃車された。

関連項目[編集]