開元院

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開元院(かいげんいん)は岐阜県瑞浪市日吉町に有る曹洞宗の寺院[1]

概要[編集]

日吉町には開元院以外に曹洞宗の寺院が2つある。開元院は中世には土岐氏とゆかりが有り[2]、南北朝期丈和5年在銘で県の重要文化財である『本尊観世音菩薩座像』が有る。山門は間口約4.7m、奥行き約3.3mの入母屋造り、銅板葺き楼門で、享和元年(1801)の建立である。屋根裏などに整然と並ぶ木組みが美しく市指定文化財になっている[3]。文明8年の『鶴ヶ城主土岐頼元筆開山画像幅』等を所有している[1]

一時期勢力は現在の恵那市郡に迄及び、東濃地方に於け曹洞宗の本寺としての基盤を築いた[4]


脚注[編集]

  1. a b 竹内 1980, p. 928.
  2. 開元院の由来”. 曹洞宗 鷹巣山 開元院 (2017年7月9日). 2017年11月28日確認。
  3. 開元院山門”. 瑞浪市 (2017年7月9日). 2017年11月28日確認。
  4. 開元院の歴史”. 曹洞宗 鷹巣山 開元院 (2017年7月9日). 2017年11月28日確認。

出典[編集]

  • 竹内理三編集 『角川日本地名大辞典 21岐阜県』 角川書店、1980年9月20日、初版。