金成浩

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金成浩(キム・ソンホ)とは、琉球大学法文学部教授である。

ブレジンスキー批判[編集]

アメリカ大統領ジミー・カーターの補佐官として辣腕を振るい、退任後はコロンビア大学教授としてリベラルなアカデミズムやジャーナリズムでも重宝され、2017年に死去したズビグニュー・ブレジンスキーが、ソ連アフガン介入前からソ連を追い詰める策を練っていたと指摘。論拠の一つとして、自著「アフガン戦争の真実―米ソ冷戦下の小国の悲劇(90−92頁)」の中で、記者とブレジンスキーの以下のようなやり取りを挙げている。

記者:アフガニスタン侵攻はアフガニスタンへの米国の秘密交渉に対抗するために戦うものだとソ連が断言したとき、人々はこれを信じなかった。しかし、このソ連の主張が真実であるとするひとつの論拠があることになりますね・・・・・・。あなたは現在、何も後悔していないのですか?

ブレジンスキー:何を後悔するというのですか?この秘密作戦は、傑出したアイデアでした。ロシア人たちをアフガニスタンの罠に引っ張り込む効果を生みました。私に後悔しろとでも言いたいのですか?ソ連軍が正式に国境を越え始めたその日、私はカーター大統領に文書を提出しました。要点を言えば、『今、我々はモスクワをベトナム戦争(のような泥沼の戦争)に引き込むチャンスである』ということでした。実際、そのとおり、モスクワはほぼ10年間そのシステムには耐えられない戦争を行いました。その結果、この戦争はソ連帝国の衰退を進め、崩壊を生じせしめたのです。

記者:イスラム原理主義を利し、将来のテロリストたちに武器と援助を与えるということに関してあなたは後悔していないのですか。

ブレジンスキー:世界の歴史を見る時に、最も重要なものは何でしょうか?タリバンなのか、ソ連の崩壊なのでしょうか?腹の虫がおさまらないイスラム教徒たちか、それとも、中央ヨーロッパの解放と冷戦の終了なのでしょうか。

そうしたことから、ブレジンスキーとカーター、罠に嵌められたソ連の双方に対して批判的である。

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