醒世恒言 (せいせいこうげん)は、明末の口語章回小説集。馮夢龍 編。
1627年刊行。全40編であり、内容は様々。馮夢龍 が持っていた当時の通俗小説を集めたものであり、卑俗な物語も多い。
例えば、金の海陵王がいかに多くの女性を弄んだかを描く短編や、盗賊に強姦された良家の美少女の運命を描いた短編などがある。
馮夢竜編/辛島訳註/塩谷温監修『全訳 醒世恒言』(中国文学大系 )東洋文化協会、1958年。