透過

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透過(とうか)とは、物体に当たって入り込み、そのまま光が反対側へ突き抜けること。透過する物体は、透明あるいは半透明な物体に光が当たった場合に起こる。光が物体を全面的に透過することにより、その物体は透明に見える。

透過の種類には、正透過、拡散透過、透過色がある。物体表面の状態による。

正透過[編集]

透明なガラスに光を当てると、光は全波長に渡り、物体内部を透過し、透過光が直進してそのまま一方向に通り抜けて物体の反対側に出る。透明なガラスを使って向こうのものを見る場合に、ガラスの向こうのものがそのままの形できれいに見える透過である。透明な物体は、ガラス、セロファン、一部の信号機のレンズなどがある。

拡散透過[編集]

半透明の物体に当たった光が、物体内部を通り抜け、透過光が様々な方向に分散・散乱する現象。半透明なガラス、曇りガラスなどを使って向こうのものを見る場合に、ガラスの向こうのものが、ややぼやけて見える透過である。表面が比較的ツルツルに近い光り方である。拡散透過のレンズは、プロジェクター型LED信号機に用いられる。

透過色[編集]

物体を透過した色。外界の光が透明・半透明な物体を通り抜けたことによって見える色のことである。投射した光が、物体を透過した光の色。CMYKの原理となる物質に当たる。CMYKと同じ原理は、インクの他に、色セロファン、カラーフィルター、色ガラス、透明の絵の具、染料、マジックインキといった有彩色のある透明の物質で、光を透過できるもので、透過色の仲間で、透明色の仲間であり、複数の色を重ね合わせたときの色の混ざり方により実感できるもので、混色時、透明の絵の具で、複数の色を重ね塗りした際、表面の見えが残り、下地が透けて見える色になるものである。透明なグラスに注がれた飲み物も透過色の仲間である。

ラミネートは無色の透過色である。

透明の絵の具で、下の色が乾いてから、その上に違う色を塗ったとき、塗り重ねた部分の色が混ざり合って見えるもので、「重色」ともいう。