跳び箱(とびばこ)とは、箱型の体操器具である。最上部に布や革などが張られている。
古代ローマの時代、兵士が乗馬技術を磨くために木馬に乗る練習を行っていたことに由来し、木馬を跳び越す跳馬運動と鞍馬運動が発達して19世紀に跳び箱が登場した。
主に学校の体育の授業で使用され、脚を左右に開いて跳び越す開脚跳び、脚を閉じて跳び越す閉脚跳び、台上で後頭部・背中をつけて前転する台上前転、体全体を伸ばして頭をつけずに前転する前方倒立回転跳び、体全体を伸ばして頭をつけずに側転する側方倒立回転跳びといった跳び越え方を学ぶ。跳び越しの補助用に踏切板を併用することもある。