越前市島会館
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越前市島会館(えちぜんししまかいかん)は、福井県越前市粟田部町第22号21番地の1にある公民館(コミュニティセンター)。花筐公園の南側に位置する。
歴史[編集]
1936年(昭和11年)、実業家の島連太郎によって建設されて今立郡粟田部町に寄贈された。島は粟田部町出身であり、東京の印刷会社である三秀社の創業者である。鉄筋コンクリート造、2階建て。カーテンウォールが特徴的な階段室がある。白い壁面には縦長の窓が並んでいる。
粟田部町はこの建物を粟田部町立花筐文庫(町立図書館)として使用した。東側に木造平屋建の閲覧室を建設し、花筐文庫を書庫として使用し、2つの建物を渡り廊下で結んでいる。1956年(昭和31年)には粟田部町が今立町に改称。1983年(昭和58年)には後継施設として今立町立図書館が開館したため、花筐文庫は集会所などとして使用された。
2005年(平成17年)に今立町が武生市と合併して越前市が発足すると、花筐文庫は越前市島会館となった。
参考文献[編集]
- 米山勇(監修)『日本近代建築大全 西日本編』講談社、2010年
- 福井県教育委員会(編)『福井県の近代化遺産』福井県教育委員会、1999年