象は鼻が長い
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「象は鼻が長い」(ぞうははながながい)とは、日本語の文法を研究するときによく引き合いに出される例文。
概要[編集]
問題になるのは、この文章の主語は一体なのかという疑問である。「象は」なのか「鼻が」なのか、それとも両方ともなのか、あるいは両方とも主語ではないのか。学者たちの間でも統一した見解は見られていない。おもな見解は以下のとおりである。
外国人向けの日本語教育では、「は」は主題、「が」は主語、と教える場合が多い。
同様に「主語と主題」を考察するための例文として、「ボクはウナギだ」もよく引き合いに出される(お店で注文するときのセリフ)。この文章は、英語的発想で捉えると I am an eel. という意味をなさない文になってしまう。英語的発想で「は」を主語と捉えるのではなく、主題として捉えるのがよい、というのが一つの代表的な説である。
書籍名[編集]
- 象は鼻が長い ― 日本文法入門 (三上章著作集) ISBN 978-4874241172、1960年10月30日、くろしお出版