講書

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講書(こうしょ)は書物の内容や意味を講義することである。

沿革[編集]

平安時代には天皇や官吏候補者に対して、中国三史の講義が行われた[1]

日本紀講筵は平安時代前期に、国史である『日本書紀』の講義・研究を行ったものである。当初、721年(養老5年)に行われ、以降も続いた。講筵には宣旨によって講義を行う博士が定められ、大臣以下が同席する。講読が終れば竟宴(宮中で開かれる祝宴)が行われる。

現代の講書[編集]

講書始は、毎年1月に皇居において、天皇が皇后とともに、天皇の学問始(読書始)として学者による進講が行われる新年の宮中行事である。

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  1. 顧姍姍(2011)「平安初期における日本紀講書 : 中国三史の講書との関わりから」総合文化研究 (14・15), pp.64-80