中国三史(ちゅうごくさんし)は中国の古代歴史書である史記、漢書、後漢書の三書をいう[1]。単に「三史」と呼ばれることがある。
史記と漢書とで史漢とも呼ばれる。正史はすべて紀伝体である。後三史(遼、金、元の三史)に対して、史記、漢書、後漢書、三国志を「前四史」という。
六朝以前、史記、漢書、東觀漢記合稱為三史。唐玄宗開元以後、以范曄後漢書代東觀漢記、與史記、漢書合稱為三史。
と書かれるように、史記、漢書、東觀漢記で三史と呼ばれることもある。
- ↑ 池田昌広(2008)「范華『後漢書』の伝来と日本書紀」日本漢文学研究 (3),pp. 1-25