調査坑
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調査坑(ちょうさこう、Pilot tunnel、パイロットトンネル)とは、トンネル掘削時、地質を事前に調査して、工法の最終的検討を行うために掘られる、比較的小断面のトンネル。対して掘削しようとするトンネル本体を本坑と呼ぶ。調査坑は、本坑とは並行する別の位置に掘られる。
概要[編集]
トンネル掘削中の土砂搬出・完成後の地下水排水や避難経路などに用いられるため、本坑との間に一定間隔で連絡坑を掘削することが多い。
本坑に先んじて同位置に掘られ、本坑の一部となるような調査坑は、(先進)導坑と呼ばれる。また、本坑のどの位置に当たるかによって、中央導坑・側壁導坑、などと呼び分ける。ただし、調査坑を掘削したうえで、本坑の掘削の便のため導坑も掘削する場合もある。