観天望気

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観天望気(かんてんぼうき)とは、コンピュータを使用した天気予報が始まるはるか以前から、漁師や農家の間で長年語り継がれてきた、身近な現象と天気との関係についての経験則である。

概要[編集]

この多くには気象学的な根拠がある。例えば、「夕焼けが綺麗なら、次の日は晴れる」というのは観天望気でも最も代表的なものであるが、日本の上空には偏西風が吹いているため、天気は西から東へ移り変わることが多い。美しい夕焼けは西の空が晴れていることを意味しているので、翌日はその晴れがこちらに移動してくることが多いというわけである。現在でも、気象庁などが発表する天気予報を補完する形で観天望気は使用されており、そこには先人の鋭い自然の観察の結果が詰まっている。