藤田真央
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藤田 真央(ふじた まお、1998年11月28日 - )はピアニスト。第16回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で第2位入賞。若手ピアニストの有望株と目される。
概要[編集]
1998年11月、東京都生まれ。3歳からピアノを始める[1]。松山優香、松山元に師事。2004年、さいたま市立指扇小学校に入学。 2009年、第19回日本クラシック音楽コンクール全国大会でグランプリを受賞する[2]。2010年、第64回全日本学生音楽コンクール小学校の部東京大会第1位、全国大会第1位。野村賞、井口愛子賞、音楽奨励賞、横浜市民賞(聴衆賞)を受賞[2]。2010年、埼玉県のコロンビアインターナショナルスクール(中学)に入学。 東京音楽大学付属高等学校卒業。東京音楽大学特別特待奨学生としてピアノ演奏家コース・エクセレンス在学中。ピアノを野島稔、鷲見加寿子、佐藤彦大に師事。ソルフェージュを西尾洋に師事[3]。
コンクール歴[編集]
- 2010年、世界クラシック ピアノ・コンクール(ジュニア部門)優勝(台湾)。
- 2013年、ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノ・コンクール(オーストリア)で第1位
- 2016年、浜松国際ピアノアカデミーコンクールで第1位。
- 2017年、第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝。18歳。「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞)」の特別賞を受賞。
- 2019年6月、第16回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で第2位入賞[4]。20歳。第三ラウンドでは、チャイコフスキーピアノ協奏曲第一番(変ロ短調、作品23)とラフマニノのピアノ協奏曲第二番(ハ短調作品18)を演奏した。ダイナミックでメリハリの利いた美しい演奏であった。
第16回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門[編集]
コンクールの最終審査結果は、以下の通り
- 1位:アレクサンドル・カントロフ (ALEXANDRE KANTOROW) (フランス) 22歳
- 2位:藤田真央(日本)20歳
- 2位:ディミトリ・シシキン (DMITRIY SHISHKIN) (ロシア) 27歳
- 4位:ケネス・ブロバーグ (KENNETH BROBERG) (USA) 26歳
- 4位:アレクセイ・メルニコフ (ALEXEY MELNIKOV) (ロシア)29歳
- 4位:コンスタンチン・エメリャノフ(KONSTANTIN YEMELYANOV) (ロシア) 25歳
モスクワ在住の大野真理は、関係者の間でピアノ部門に出場した25人のうち上位3人は甲乙つけがたいと話題になっていることを紹介した。最後にカントロフが選んだチャイコフスキーの協奏曲が第二番だったことが結果を左右したという。
人物[編集]
- 生前の中村紘子が、晩年にすばらしい才能だと公言していた若手の筆頭であった[5]。
- チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番はリハーサルなしで心配したが、なんとか食らいついて弾いたと藤田真央は語る(2019年6月29日、Twitter)。ロシアの新聞に写真が載ったり、応援されていることを感じられ、嬉しく思ったという。またロシアに戻ってきて、もっと成長したMAOを聴いてもらいたいと感想を語る。一次で藤田が演奏したモーツァルト『ピアノ・ソナタ第10番』はロシアの聴衆からスタンディング・オべーションだったという[6]。
公式ページ[編集]
Twitter[編集]
注[編集]
- ↑ 藤田 真央ジャパンアーツ
- ↑ a b ベートーヴェン、ラフマニノフ & 三善晃
- ↑ 藤田真央
- ↑ ピアノで藤田真央さんが2位朝日新聞、2019年6月28日
- ↑ 聴いている人の胸をときめかせるピアニスト
- ↑ チャイコフスキー・コンクール藤田真央さん2位おめでとう!Sputnik