終わりなき悔恨~飲酒運転の果てに~
ナビゲーションに移動
検索に移動
『終わりなき悔恨~飲酒運転の果てに~』とは、2014年に東映の教育映像部が製作した教育映像である。自動車運転免許の更新講習の際に使用される教材として有名である。
あらすじ[編集]
主人公は妻と幼い娘を持つサラリーマンであり、食品メーカーの営業職として働いていた。ある日、大手スーパーとの契約が決まり、同僚と自宅でささやかな打ち上げをしていた。そんな中、同僚のミスで商品が未納であることが発覚。すでに酒を飲んでいたが、会社の信用問題になると自ら運転して取引先に向かうことに。雨の夜道を運転している中、横断歩道を渡っている親子に気が付かず二人を轢いてしまう。
飲酒運転による被害者だけでなく、飲酒運転をしたドライバーの家族や周囲の人間にまで降りかかる悲劇を描き、決して飲酒運転をしてはならないという戒めが込められたドラマである。
その他[編集]
更新時講習でも特に違反者教習で使われることが多い教材である。導入部で主人公の働きぶりや幸せな様子も丹念に描かれており、大半を占める事故後の陰鬱さをより引き立てている。また、どこまでも救いのないストーリーも相まって視聴後はかなり気分が落ち込む映像である。特に服役中における娘の手紙はどん底のにある精神状態からさらにどん底に陥れるという凄惨たる場面にもなっており、30分程度のドラマながら非常に作りこまれた作品となっている。
なお、主人公は千原せいじが演じており、普段のキャラクターを知っていればいるほどその落差でまた精神的に負担になるというセンスの光る配役となっている。
更新時教習以外にも交通安全教習で使われることもあり、安全運転管理者向けの法定講習でも使われることがある。また、販売もされており9万円ほどで購入が可能である。