紀尾井ホール
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紀尾井ホール(きおいほーる)はクラシック音楽のリサイタル・室内楽・室内オーケストラの演奏に特化したコンサートホールである[1]。優良ホール100選に選出されている。
沿革[編集]
新日本製鐵株式会社(現・日本製鉄株式会社)の創立20周年を記念して1990年に計画され、1995年4月2日にオープンした。室内楽・室内オーケストラの演奏に向いた音響空間とするため、大ホールは欧州の伝統的スタイルであるシューボックス形式としている。1階と2階にバルコニーがあり、ステージと客席の一体感をもたらす。 紀尾井シンフォニエッタ東京はレジデントオーケストラである。邦楽ホールの良い音響条件は確立されたものはなかったが、人間国宝クラスの方々にアンケート回答を依頼し、演奏者に対する音の返り方の要望、演奏者が音響的に好ましいと考えるホールの音響特性を調べた、その結果、好ましい残響時間は1秒前後であることが判明したため、紀尾井ホール小ホールでは残響時間を1秒程度に近付けることとした[2]。 公演企画は新日鉄住金文化財団が行っている。
基本事項[編集]
- 名称:紀尾井ホール
- 建築物名称:新日鐵住金紀尾井ビルディング
- 所有:新日鐵住金株式会社
- 所在地:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町6番5号
- 交通:
- JR、丸ノ内線、南北線「四ツ谷駅」麹町口・徒歩6分
- 有楽町線:麹町駅」2番出口・徒歩8分
- 銀座線、丸ノ内線:「赤坂見附駅」D出口・徒歩8分
- 半蔵門線、有楽町線:「永田町駅」7番出口・徒歩8分
- 客席数(中ホール):1階:522席 2階:278席 合計:800席
- 客席数(小ホール):250席
- 構造:地上 鉄骨造/地下 鉄筋コンクリート造
- 設計:新日鐵・山下設計 設計共同企業体
- 音響設計:永田音響設計
- 残響時間(満席/500Hz):1.8秒
- 施工:新日鐵・鹿島建設・大成建設・竹中工務店 共同企業体
- 敷地面積:3,120m2
- 建築面積:2,234m2
- 延床面積:12,626m2
- 室容積:8,700m3
- 階数:地下2階、地上7階
- 高さ:41m
参考文献・注釈[編集]
- ↑ 紀尾井ホール
- ↑ 紀尾井ホールのオープン永田音響設計News 95-4号,1995年4月15日