砂浜の幻影
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砂浜の幻影(すなはまのげんえい)
砂浜の幻影(すなはまのげんそう)とは、静岡県浜松市の中田島砂丘に展示されているアート作品である。
概要[編集]
2004年初頭、日本のアマチュア芸術家である甘茶(本名:中村樹)によって製作された。中田島砂丘の流木を用い、空間を切り取るようなルーローの三角形をデザインすることで無常感を表現したという。本人は同年10月に行われる浜名湖花博への展示を望んでいたが、結局叶わず自ら中田島砂丘に展示することになったという。
あえて接着剤や釘は使っておらず、自身のブログで「崩壊までがこの作品である。ただ、外部の力ではなく、日の照る中で静かに壊れる姿が見たい」と述べていた。
現在は、中田島砂丘に訪れこの作品を目にした人が足を止めて写真を撮る、隠れたフォトスポットとして親しまれている。
その他[編集]
- 甘茶氏はこれ以外の作品を作成しておらず、現在の消息は不明。
- 風雨を避けるという前述の作者の意向からか、作品の位置が時々変わっていることがある。作者が動かしているのかどうかは不明。
- 塩害による老朽化が進んでおり、近いうちに崩壊することが心配されている。近隣住民からは保存するべきという意見が出ているが、反対も多い。
- かつては「甘茶」というサインと作品名が書かれたボードがあったが、のちに消失した。なお、サインと作品名は作品自体にも書かれていたが、現在判読不能。
脚注[編集]
参考文献[編集]
- http://nakamuraitsuki.org (甘茶公式ブログ。リンク切れ)
- はままつフォトマップ2005冬篇 (地元ボランティア作成パンフレット)