白銀長方形

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白銀長方形(はくぎんちょうほうけい)とは、縦の横の長さの比が1と「二の平方根」の比(いわゆる「白銀比」。数学的には1:1+√2であるが、本ページでは1:√2とする)になっている長方形をいう。
「二つ折りにすると相似図形になる」という特徴がある。そのため用紙サイズとして使われ、我々日本人が普通に使っているA4の用紙やB5の雑誌などは、白銀長方形になっていることが多い。
これに対して「長方形から正方形を切りとっても相似図形になる長方形」を、黄金長方形という。「黄金比」とは関連があるが、「黄金律」とは無関係である。

概要[編集]

二の平方根は、無理数であり「ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ」で近似されるが、紙の用紙サイズの場合は湿度による紙の伸び縮みや工作精度というものがあるため、そこまで問題にはされず、「ミリメートル以下は四捨五入」とされている。いわゆるA系列は国際的に用いられ、Aの(A0)は面積が1平方メートルである。JISのB系列では奉書紙を基準とした日本の独自規格であり、Bの全紙(B0)は面積が1.5平方メートルである。これに対して国際規格とされるISOの規格では、ISO-Bの全紙(B0)は面積が√2平方メートルであって、JIS-BよりもISO-Bのほうが少しだけ短い(というか、JIS-Bのほうが3%ほど長い)。
具体的な数値に関しては、そのうちに公開する予定。

脚注[編集]

関連項目[編集]