異教まみれのキリスト教?

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異教まみれのキリスト教?とはアメリカのキリスト教界に衝撃を与えた本「Pagan Christyianity? 」を松田健太郎氏が日本語に訳したものである。

日本では2024年に発売されてすぐに売り切れになったという。

概要[編集]

現代の教会における習慣や儀式の多くは異教から取り込まれたものだという問題提起の本である。

著者[編集]

フランク・ヴィオラ( Frank Viola )

ジョージ・バーナ( George Barna )


目次[編集]

1.私たちは本当に聖書的だったのか?

2.教会堂

3.礼拝の形式

4.説教

5.牧師

6.日曜朝の衣装

7.賛美担当牧師

8.什一献金と聖職者の給与

9.バプテスマと聖餐式

10.キリスト教教育

11.新約聖書の再考察

12.救世主の再発見

問題点[編集]

①その本を読んだ一人のクリスチャンが、内容の幾つかの部分に共感したとする。教会でクリスマスの前などに「クリスマスは異教由来だから止めるべきだ」と当たり前のことを主張したら、牧師や他の信徒たちは聞き入れるだろうか?おそらく絶対に聞き入れない。その想定できる事態へのベストな対応を本の中で示しているのだろうか?正しいことを主張して退けられた者は怒り狂って生きていくようである。そうでなければ「聞き入れられない可能性が高い」と考えて言うべきことを言わずに黙っているという罪を犯すことになる。

②その本が百パーセント正しいとは限らない。重要でない問題を重大視し過ぎたり、逆に著者が重大な問題を見落としている場合もあり得る。また改善することによるデメリットもある。

③アメリカ人は極端なことを言う傾向がある。その国民性が、内容に影響していないだろうか?

④世の中にはキリスト教叩きをしたい人が存在する。この本は彼らにとって最高の武器となってしまう。

⑤この本によって教会内部に対立が生じることは回避できない。対立を生じさせないために黙っていたら、問題点を知った意味がない。

余談[編集]

この本に書かれていることはエホ証の主張と共通している部分が多い。しかも読むだけで(世の)教会の粗探しを簡単に行うことができる。エホバの証人関係者にだけは、この本を読ませたくない。

関連項目[編集]

氷のバプテスマ

「異教としてのキリスト教」からの脱却