田中小実昌

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田中小実昌(たなか こみまさ、1925年4月29日ー2000年2月27日)は、作家、翻訳家。

人物[編集]

東京生まれ。父は新教の牧師であった。旧制福岡高等学校卒、東京帝国大学文学部哲学科中退。翻訳家として、フレドリック・ブラウンなど英語の推理小説を多く訳した。そのかたわら小説も書き、1971年『自動巻時計の一日』で直木賞候補となる。1979年、刊行された短編集『香具師の旅』に収められた「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」(いずれも数年前が初出である)で直木賞を受賞。同年、『ポロポロ』で谷崎潤一郎賞受賞。映画ファンで、『コミマサ・シネノート』などの映画評論がある。ストリップ好きとしても知られた。ほかに父を描いた『アメン父』がある。