産業空洞化

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

産業空洞化(さんぎょうくうどうか)とは、企業の生産活動が国外の現地生産化し、グローバルに外需化することである(輸出化することとは別)。内需活動が国内で減少している状態、すなわち同種企業(同じ商品だらけ)が多くなってしまった状態を克服するため、企業が、特に大企業などが買い合えるもの同士を求めるため、消費者を海外に求める経営戦略をとること。単純に企業の生産活動を国内に戻せば良い、と言う理論で解決する話ではない。

リフレーションなどのニューディール政策で、国内消費者を創出し、経済全体の雇用者を公的資金側に流動させ、外需化した企業が、国内で消費者が創出されている状態で戻さなければ、外需化した企業の利益にはならず、無意味な破綻を招いてしまう。そのため、企業の生産活動が海外から国内復帰することは難しい。この状態を産業空洞化、グローバル化と呼んでいる。