理解のある彼くん

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理解のある彼くん(りかいのあるかれくん)とは、「精神障害者発達障害者女性と付き合う男性全体を指して言う」とされているが、その多くは自身が自閉であると認識していて、他人事とは思えない独身男性が多い。

概要[編集]

もともとは、X(旧Twitter)でのエッセイコミックにおいて、執筆者が女性の場合、人生の窮乏時に理解のある彼くんが現れて結婚まで至るケースが多いのでこう呼ばれている。
「不思議なことに精神障害者や発達障害者の男性に理解のある彼女さんが現れることはめったにない。」とされているが、女性の場合は結婚・出産して子供が三歳以上になって「ASDの疑い」と診断されてから気づくことが多く、「じつは夫が理解のある彼くんだ」という認識はないことが多い。

外見[編集]

「ちょっと見た目の良いメガネの男性が多い」とされるが、それは「社会適応した高機能自閉」全般に謂えることであるので、ケーズによりけりである。結婚後の旦那の行動などを描写した作品は少なく[1]、今後の研究が望まれる所である。

なお、理解ある彼くんは物語の展開のうえで突然登場し、なれそめなどは省かれる事が多いため、ネット上では「生えてくる」という表現がセットになる事が多い。

心理学的な理由づけ[編集]

自閉傾向のある女性は、あまり社交的ではない(社会的ではない)女性は、一般的な「いわゆる女性観」(ジェンダーの押しつけ)に感化されている女性に比して、行動原理が理解しやすい。
一般女性やいわゆるホストなどが欲しているのが「攻略本」であるのに対し、「理解のある彼くん」が求めているのは「構造説明書」的なものである[2]
オートバイの愛好者にも「バイクを転がしているとカッコイイ」「公道をすっ飛ばすのが好き」「珍走団」などとは一線を画した「純粋な走り屋(運転技術を究めたい)」や「バイクを整備するのが楽しい」という方々がいる。語ると長いが、「解る人には、解る」といった空気感があり、名詞のやりとりだけで会話が通じたりする。
したがって、「より深く理解したい」という欲求が根底にあると解釈する人もいる。とはいえ、「訳のわからない挙動をするシステムを、いかに制禦するか」という課題について正面から向き合った態度といえる。

関連作品[編集]

  • 逢坂みえこ『プロチチ』(イブニングKC)。「『幼児』という未知かつ保護責任のあるシステムにどう対応するか?」について自閉の父親が悪戦苦闘する作品である。著者も自閉傾向があるらしく、『おじさんが好き』という作品もある。

脚注[編集]

  1. とはいえ『プロチチ』という稀有な作品はある。
  2. Mac界隈では、「インサイド・マック」に相当する。「システムの最奥部に手を突っこみたい」とは思っても、良識はあるので公開情報のみを解析するしかない。

関連項目[編集]

外部サイト[編集]