狂人は笑う(きょうじんはわらう)は夢野久作の短編小説。「青ネクタイ」「崑崙茶」の2篇からなる。昭和7年(1932年)7月に「文学時代」第四巻第七号に発表。2篇とも夢野久作に典型的な「独白体」の形式をとる作品であり、またその話者は夢野久作の作品には必ずと言っていいほど登場する精神病院入院患者(=キの字の人)である。「アッハッハッハッハッ」や「ホホホホ」、「イイエ」等、片仮名が随所で使われている印象的な小説。